五輪九字明祕密釋・・17
(金剛界からみた五字五蔵観。うん字が肝臓、たらく字が心臓、きりく字が肺臓、あく字が腎臓、ばん字が脾藏であるとの観想、)
所謂、ばん・うん・たらく・きりく・あく、是は金剛界に約して又た五藏を明かす。即ち、肝・心・脾・肺・腎なり。
(ウン字肝臓観)
肝の藏は色青し、木を主る。h@u@m(うん)字を以て本覺となす。hr@i@h(きりく)字をもって能破となす。何となれば、h@u@m(うん)字は是れ木行にして即ち肝の藏の種子なり。hr@i@h(きりく)字は是れ金行にして肺の藏の種子なり。金能く木を剋す、故に肺も亦た肝を剋す。故に知んぬ、hr@i@h(きりく)字を以て能破となし、h@u@m(うん)字を以て所破と為す也。行者、當さにhr@i@h(きりく)字の字義を観ずべし。白色の觀を為して即ち本不生の理を思惟すれば、金 變じて智劍となってh@u@m(うん)字の字相の無明妄想所生の五障・百六十心等の三重の青色妄執の本性を砕破し都て盡して、即ち更にh@u@m(うん)字の字義の本不生の五智金剛の大菩提心の木沙羅樹王(法華経の妙荘厳王品に説く沙羅樹王佛。妙荘厳王が来世に成仏するときの名)を生長す。
其の色、漸漸に増長して大圓鏡智阿閦如來となり、即ち金剛菩提心三摩地門を見現せしむ。
(たらく字心臓観)
心の藏は色赤し、火を主る。tr@a@h(たらく)字を以て本覺となす。a@h(あく)字をもって能破となす。何となれば、水性は火を剋すれば、腎も亦た心を剋す。然れば則ちa@h(あく)字の字義をもってtr@a@h(たらく)字の字相を破す。是故に本不生の五智黒色の水を以て、無明妄想所起の五障百六十心等の三重の赤色妄執の火を沃滅して更にtr@a@h(たらく)字の本不生五智福徳聚の金剛赤色の火を出生して漸漸に増長し、智火熾燃にして平等性智寶生如來となって即ち福徳金剛三摩地門を見現せしむ。
(きりく字肺臓観)
肺の藏は色白し、金を主る。即ちhr@i@h(きりく)字をもって其の本覺となす。tr@a@h(たらく)字をもって能破となす。何となれば、火性は金を剋すれば、心亦た肺を剋す。tr@a@h(たらく)字の字義をもってhr@i@h(あく)字の字相を破す。是故に本不生五智金剛赤色の火を以て、無明妄想所起の五障百六十心等三重白色妄想の荒金を燒錬して、變じて本不生五智金剛の慧眞實白色の金となって、漸漸に増長し成就して妙觀察智無量壽如來智慧金剛三摩地門となる。
(あく字腎臓観)
腎の藏は色黒し、水を主る。a@h(あく)字をもって本覺となす。va@m(ばん)字をもって能破と為す。何となれば、土性は水を剋すれば、脾も亦た腎を剋す。va@m(ばん)字の字義をもってa@h(あく)字の字相を破す。是故に本不生の五智金剛不壞黄色の地をもって無明妄想所起の五障百六十心等の三重の黒色の水を埋め、更に本不生五智金剛黒色
八功徳水を涌流して、漸漸に溢盈して成所作智不空成就如來身羯磨金剛三摩地門を出生す。
(ばん字脾藏観)
脾の藏は色黄なり、土を主る。va@m(ばん)字をもって本覺となす。h@u@m(うん)字をもって能破となす。何となれば、木性は土を剋れば、肝は脾を剋す。h@u@m(うん)字の字義をもってva@m(ばん)字の字相を破す。是故に本不生五智金剛の木をもって、
無明妄想所起の五障百六十心等の三重の黄色妄想の土を破壊して。更にvAM+uH(ばーんく)字本不生五智金剛不壞那羅延、黄色本覺の土を出生して、漸漸に増長して法界體性智毘盧遮那如來を成ず。此即ち法界六大金剛三摩地門なり。
(金剛界からみた五字五蔵観。うん字が肝臓、たらく字が心臓、きりく字が肺臓、あく字が腎臓、ばん字が脾藏であるとの観想、)
所謂、ばん・うん・たらく・きりく・あく、是は金剛界に約して又た五藏を明かす。即ち、肝・心・脾・肺・腎なり。
(ウン字肝臓観)
肝の藏は色青し、木を主る。h@u@m(うん)字を以て本覺となす。hr@i@h(きりく)字をもって能破となす。何となれば、h@u@m(うん)字は是れ木行にして即ち肝の藏の種子なり。hr@i@h(きりく)字は是れ金行にして肺の藏の種子なり。金能く木を剋す、故に肺も亦た肝を剋す。故に知んぬ、hr@i@h(きりく)字を以て能破となし、h@u@m(うん)字を以て所破と為す也。行者、當さにhr@i@h(きりく)字の字義を観ずべし。白色の觀を為して即ち本不生の理を思惟すれば、金 變じて智劍となってh@u@m(うん)字の字相の無明妄想所生の五障・百六十心等の三重の青色妄執の本性を砕破し都て盡して、即ち更にh@u@m(うん)字の字義の本不生の五智金剛の大菩提心の木沙羅樹王(法華経の妙荘厳王品に説く沙羅樹王佛。妙荘厳王が来世に成仏するときの名)を生長す。
其の色、漸漸に増長して大圓鏡智阿閦如來となり、即ち金剛菩提心三摩地門を見現せしむ。
(たらく字心臓観)
心の藏は色赤し、火を主る。tr@a@h(たらく)字を以て本覺となす。a@h(あく)字をもって能破となす。何となれば、水性は火を剋すれば、腎も亦た心を剋す。然れば則ちa@h(あく)字の字義をもってtr@a@h(たらく)字の字相を破す。是故に本不生の五智黒色の水を以て、無明妄想所起の五障百六十心等の三重の赤色妄執の火を沃滅して更にtr@a@h(たらく)字の本不生五智福徳聚の金剛赤色の火を出生して漸漸に増長し、智火熾燃にして平等性智寶生如來となって即ち福徳金剛三摩地門を見現せしむ。
(きりく字肺臓観)
肺の藏は色白し、金を主る。即ちhr@i@h(きりく)字をもって其の本覺となす。tr@a@h(たらく)字をもって能破となす。何となれば、火性は金を剋すれば、心亦た肺を剋す。tr@a@h(たらく)字の字義をもってhr@i@h(あく)字の字相を破す。是故に本不生五智金剛赤色の火を以て、無明妄想所起の五障百六十心等三重白色妄想の荒金を燒錬して、變じて本不生五智金剛の慧眞實白色の金となって、漸漸に増長し成就して妙觀察智無量壽如來智慧金剛三摩地門となる。
(あく字腎臓観)
腎の藏は色黒し、水を主る。a@h(あく)字をもって本覺となす。va@m(ばん)字をもって能破と為す。何となれば、土性は水を剋すれば、脾も亦た腎を剋す。va@m(ばん)字の字義をもってa@h(あく)字の字相を破す。是故に本不生の五智金剛不壞黄色の地をもって無明妄想所起の五障百六十心等の三重の黒色の水を埋め、更に本不生五智金剛黒色
八功徳水を涌流して、漸漸に溢盈して成所作智不空成就如來身羯磨金剛三摩地門を出生す。
(ばん字脾藏観)
脾の藏は色黄なり、土を主る。va@m(ばん)字をもって本覺となす。h@u@m(うん)字をもって能破となす。何となれば、木性は土を剋れば、肝は脾を剋す。h@u@m(うん)字の字義をもってva@m(ばん)字の字相を破す。是故に本不生五智金剛の木をもって、
無明妄想所起の五障百六十心等の三重の黄色妄想の土を破壊して。更にvAM+uH(ばーんく)字本不生五智金剛不壞那羅延、黄色本覺の土を出生して、漸漸に増長して法界體性智毘盧遮那如來を成ず。此即ち法界六大金剛三摩地門なり。