経に曰「薬師佛の右脇士なり、また月灯大士と号す、月天子なり」と。
(月光菩薩は月の光を無知の闇を破るものとして尊格化したものです。昨日の日光菩薩とともに脇侍として薬師佛の左側におられます。胎蔵曼荼羅では文殊院に中におられ青蓮華上に半月を持しておられます。これは現実に衆生を導く姿を半月が満ちていく様として示しているといわれます。また金剛界曼荼羅でも賢劫十六尊のなかに同じく半月を持したお姿で描かれています。この場合も半月は自己の心が次第に円満化していくことをあらわしています。)
(月光菩薩は月の光を無知の闇を破るものとして尊格化したものです。昨日の日光菩薩とともに脇侍として薬師佛の左側におられます。胎蔵曼荼羅では文殊院に中におられ青蓮華上に半月を持しておられます。これは現実に衆生を導く姿を半月が満ちていく様として示しているといわれます。また金剛界曼荼羅でも賢劫十六尊のなかに同じく半月を持したお姿で描かれています。この場合も半月は自己の心が次第に円満化していくことをあらわしています。)