7月15日は出羽三山神社の例祭〔花祭〕です。仏教歳時記によると「古来出羽三山に対する山岳信仰は密教と結びつき日本九峰(英彦山、羽黒山、湯殿山、富士山、金剛山、熊野山、大峰山、箕面山、石鎚山)に数えられるにいたった。当日三山の神輿が本殿前の鏡池を一巡し引き続き花梵天と呼ばれる大造花が池を二巡すると参拝者は殺到して造花を奪いあい、家内安全のお守りとする。」
湯殿山のホームページです。「湯殿山は大同二年四月八日弘法大師の開山で、湯殿山大権現と称し奉り、両部大日如来の鎮まる霊地です」
古来出羽三山も神仏一体の信仰でした。羽黒山は 本地は聖観世音菩薩、垂迹は出羽神。月 山の本地は聖観世音菩薩、阿弥陀如来、垂迹は月山神=月読の命。湯殿山 の本地は大日如来、垂迹は大山祇神。