福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日は覚遍が天皇の疱瘡快癒を祈願して大和菩提山にて薬師法を修した日

2024-03-03 | 法話

今日安永二年1773、三月三日は覚遍(注1)が天皇の疱瘡快癒を祈願して大和菩提山(注2)にて薬師法を修した日です。

(注1、覚遍は13世紀興福寺(法相宗)別当。藤原〔中御門〕宗輔孫。権僧正。号光明院僧正)

(注2、大和菩提山正暦寺「菩提山/龍華樹院」は奈良市東南の郊外の山間にあるお寺。992(正暦3)年、一条天皇の勅命を受けて兼俊僧正(藤原兼家の子)によって創建。1180(治承4)年、平重衡の南都焼き討ちで廃墟と化すが、1218(建保6)年、興福寺一乗院大乗院住職信円僧正(関白藤原忠通の子)が、法相宗の学問所として再興して、昔に勝る隆盛を極めました。また、13世紀初め(建暦年間)の頃に、蓮光法師(法然上人の弟子)がこの地に草庵(本殿を安養院・別殿を迎接院)を結び、浄土門の法灯を掲げたこともありました。その後廃仏毀釈で現在では、福寿院客殿と本堂・鐘楼を残すのみ。)

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