本当の祈りは目的をおいて祈るものではない。
<a href=" https://www.engakuji.or.jp/blog/32282/ ">円覚寺横田南峯管長様のブログ「今日のことば」</a>
に「『ほんとうの祈りというものは、叶うても、叶わんでも、むしろ叶わんということを知りつつ、祈らずにおられんから祈るというのがほんとうの祈りで、祈るから叶うという、相手に、目的をおいて祈るのではほんとうの祈りではない』」と鈴木大拙の言葉を紹介されていました。
これなど先に引用した、那須政隆師(大正大学学長、真言宗智山派管長)「真言宗における加持祈祷の一考察」の「真言祈祷の真の意としては、本不生空に住することが肝要であって、その天地に至ればもはやすべてが霊験として受け入れられ、そこでは霊験の有無は問題とならない」という言葉と一致しています。