「女の心を持つべきこと、昔より今に至るまで、女はやさしくのびやかなるを本とせり。・・・ものに心得やしければ男も恥つ゛かしくおもひ、いとおしみ深し。昔今ひきかけ多し。・・よそにて見るも聞くもやさしきことに申し候也。仏神もあはれみをたれ、今生後生めでたきなり。(女性は今昔やさしくゆったりとしているのがよい。・・優しければ神仏も守りこの世・後の世ともに幸せになれる。)
「極楽寺殿御消息・北条重時」(北条重時は泰時の弟、連署となり執権・時頼を補佐する。極楽寺を創建し忍性を迎え開基とする。自身も出家し「観覚」と号す。仏教への篤い信仰を基として儒教精神や武士の質実剛健さ等を説いたその思想は、江戸時代まで広く国民各層の意識に影響を与えたとされる。)
「極楽寺殿御消息・北条重時」(北条重時は泰時の弟、連署となり執権・時頼を補佐する。極楽寺を創建し忍性を迎え開基とする。自身も出家し「観覚」と号す。仏教への篤い信仰を基として儒教精神や武士の質実剛健さ等を説いたその思想は、江戸時代まで広く国民各層の意識に影響を与えたとされる。)