Q,幽霊の正体はなんですか?
A,「幽霊とは倶舎論にいう中道の五蘊、あるいは毘婆沙論にいう微細の五蘊が形を変じたものである。五蘊とは色受想行識のことで、身のことを色といい、心の事を受想行識という。微細の五蘊とは中有の身心で、魂魄と称するもののこと。これすなわち正根の滅せぬものである。人が死ぬとこの魂魄が抜け出して浄土にも生まれ、地獄へも落ち、あるいは蓮台にも坐し、火車にも乗ず。すなわち魂魄とは生々世々不生不滅のものであるから微細の身心ともいう。この魂魄がぬけでてしばらく中有にとどまる間、稀に存命のときの形を現じて、親類や知人に頼って言葉を交わす等の振る舞いをなすことがあり、これを幽霊という。」(仏教博識問答)
A,「幽霊とは倶舎論にいう中道の五蘊、あるいは毘婆沙論にいう微細の五蘊が形を変じたものである。五蘊とは色受想行識のことで、身のことを色といい、心の事を受想行識という。微細の五蘊とは中有の身心で、魂魄と称するもののこと。これすなわち正根の滅せぬものである。人が死ぬとこの魂魄が抜け出して浄土にも生まれ、地獄へも落ち、あるいは蓮台にも坐し、火車にも乗ず。すなわち魂魄とは生々世々不生不滅のものであるから微細の身心ともいう。この魂魄がぬけでてしばらく中有にとどまる間、稀に存命のときの形を現じて、親類や知人に頼って言葉を交わす等の振る舞いをなすことがあり、これを幽霊という。」(仏教博識問答)