福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

仏教聖典(仏教伝道協会)から・・・その21

2011-08-14 | 法話
因縁
第三節、ささえあって

三、この世の中には三つの誤った見方がある。もしこれらの見方に従っていくとこのよのすべてが否定されることになる。

一つにはあるひとは人間がこの世で経験するどのようなこともすべて運命であると主張する。

二つにはあるひとはそれらはすべて神のみ業であるという。

三つにはまたある人はすべて因も縁もないものという。

もしもすべてが運命によって定まっているならばこの世においては善い事をするのも悪いことをするのもみな運命であり、幸不幸もすべて運命となって運命のほかにはなにも存在しないことになる。

したがって人々にこれはしなければならないこれはしてはいけないという希望も努力もなくなり、世の中の進歩も改良もないことになる。

次に神のみ業であるという説も、最後の因も縁もないする説も同じ非難があびせられ、悪を離れ善をなそうという意思も努力もすべてなくなってしまう。

だからこの三つの見方はみな誤っている。

どんなことも縁によって生じ、縁によって」滅びるものである。
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