「十二日は難勝佛、加茂大明神、日前と国懸の日。
・難勝佛(「三十日秘仏」)。佛像図鑑には「経に曰『智悲行徳の余尊に勝るが故に名ずく』と」とあります。
・加茂大明神 ( 「山州愛宕郡 本地正観音 別雷命 欽明天皇ノ御宇始テ上下神ヲ祭ル」『佛神霊像図彙』「禁闕守護の三十番神」)。
・日前と国懸(「我が国守護の三十番神」)和歌山県和歌山市に日前宮(にちぜんぐう)あるいは名草宮とも呼ばれる神社がありこの境内に日前神宮・國懸神宮の2つの神社がある。天照大神が岩戸隠れした際、石凝姥命が八咫鏡に先立って鋳造した鏡が日前宮に祀られているといわれ社伝によれば、神武東征の後の神武天皇2年、紀国造家(紀氏)の祖神である天道根命(あめのみちねのみこと)が日像鏡・日矛鏡を賜り、日像鏡を日前宮の、日矛鏡を國懸宮の神体としたとしている。