般若経は区別の思想を批判するところから出てきた経典です。あらゆるものは本質というか実態というものを持っていない。煩悩というものにも実態はないし、菩提というものにも実態はない。実態はなく空であるという点をとらえれば煩悩と菩提はそのまま一つだという、つまり煩悩即菩提ですね。
あるいは生死という、われわれの迷い苦しみの暮らしというものにも実態はないし、涅槃という悟りの世界にも実体はない、両方とも本質が空であるという点で生死は涅槃と等しい。生死即涅槃ですね。
そしてまた対立している二つの概念というものは実は二つでない。不二である。だから煩悩の状態でそのまま救いはかのうなのだと、・・。
あるいは生死という、われわれの迷い苦しみの暮らしというものにも実態はないし、涅槃という悟りの世界にも実体はない、両方とも本質が空であるという点で生死は涅槃と等しい。生死即涅槃ですね。
そしてまた対立している二つの概念というものは実は二つでない。不二である。だから煩悩の状態でそのまま救いはかのうなのだと、・・。