「公事根源」
「御斎會の内論議 十四日
十四日は御斎會の結願なり。内論議は御殿(清涼殿)にて行はる。御物忌の時は南殿にてあり。問者、講師などありて御前にて論議すれば内論議とは申すなり。孝徳天皇白雉三年652四月に恵隠沙門を内裏に召されて無量義経を講ぜらる。沙門恵資を論議者として一千人の沙門、作聴者たりと日本紀に記せり。又(醍醐天皇)天長十年833正月二十四日延暦寺の僧圓澄を召して論議ありと見えたり。是などや事の發とも申すべからむ。」
「年中行事絵巻」にも「御斎會の内論議」の様子が詳細に描かれているようです。