福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

Tさんの体験談「あきらめない」・・・最終回

2014-12-24 | 頂いた現実の霊験
仕事のあまりの多忙さに、定年より何年か早く退職しました。

新しい道に踏み出した先に福聚講がありました。護国寺の涅槃会の日、高原師に悩みをお話したところすぐ行動にうつしてくれました。ありがたいことです。

今は謡を始めたり、好きな古典から学ぶこと多い日々です。兼好や西行や芭蕉が語りかけてくれます。自分の好きなことだけでなく何か人の役に立ちたいと思い、日本語指導員講座を受け、外国人に日本語を教えるボランティアもしています。

 母は、寝たきりで言葉を発することもほとんどなく、娘の私のこともわかりませんが、優しいスタッフに囲まれ、床ずれもなく穏やかに日々を送っています。何より、最愛の長男が逝ったことも、自分の家土地がなくなったことも知らないですんでいます。

小学校時代、友達もほとんどなく孤独だった私が年を重ね、友人知人が年々増え、人のネットワークがだんだん大きくなりました。

人生という道には、大嵐や大雨も降りますが、時々路傍に小さな草花や木があり、木の実が熟して落ちるように、人にも事にも出会うような気がします。

それらを気付かないで通り過ぎるか、出会いとするかは、いつもアンテナを張っていなければなりません。

 福聚講のおかげで高野山結縁灌頂にも行けました。(目隠しで)目が見えないのに温かい空気に包まれているような体験は、自分が今、生きているのではなく生かされていると感じました。

生かされているのなら祖先から続く命は神さま仏さまがくださったものです。

今も悩んでいることもあり、これからも何が起こるかわかりませんが、私自身の命の役割を精一杯果たしていきたいと思っています。(終わり)
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