福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今年を振り返って

2014-12-31 | 講員の活動等ご紹介
平成26年(仏歴2579年、皇紀2674年、2014年)も暮れます。仏道の精進も今までのように求聞持をやったり、四国歩き遍路をやったりした年とは違い、坂東、秩父の巡礼中心の地味な年ではありました。しかし四国開創1200年の年に家族で61番香園寺(孫の安産御礼)、62番宝寿寺、63番吉祥寺、64番前神寺をお参りでき、春には川崎大師の赤札を拝受でき、60年に一度の甲午の年に秩父を成満でき、12年に一度の午年御開帳に坂東を結願でき、さらにある寺で秘仏を造立し自宅へ勧請できたことなど、今年でなければできない数々のおかげをいただきました。さらに家族にもありがたいおかげを受け、また自身にも暮れになまなましいおかげを受けることができました。玉城康四郎博士は「へどろもどろ、ちりあくたのような自分にダンマがあきらかになる不思議」とおっしゃいましたが、「へどろもどろ」の自分にもこうして次々とおかげをいただくことの不思議さ有難さは筆舌に尽くしがたいものがあります。この仏恩をどうやってお返しすればいいのかわからないおもいです。修法しているときも生まれてから今までにいただいた不思議なおかげの数々をときどきフラッシュバックで思い出すことがあります。そういうときはあまりの自身の至らなさといただいたおかげの有難さにいたたまれぬ思いがして身もだえします。とりあえずこのご仏恩を少しでもお返しするには、衆生無辺誓願度という諸仏の永遠の願いの端の端をお手伝いさせていただくほかないとおもっています。その一環としていまは福聚講の活動でおかえしするしかないと思っています。毎夕福聚講の方々の心願成就を家族のような感覚でお祈りしています。
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