御大師様の先祖供養についてのお考え・・11
大師の「式部笠丞がための願文」では、布施は四恩(父母,国,衆生,三宝)に報い、全生物に功徳を及ぼす、と言っておられます。
「・・・謹んで弘仁六年十月十五日を以て墾田一町永く燈分料に奉る。慧燈星の如くに懸けて疑、暗雲の如くに巻かん。智光月を朗らかにして覚威日を爀かがやかさん。伏して乞ふ、この善業(墾田一町永く燈分料に奉ること)によりて四恩をたすけ奉り、覚菀(かくおん、さとりの苑)を優遊して禅林に放昿せん。毛鱗角冠、蹄履尾裾、有情非情、動物植物、同じく平等の仏性を鑑みて忽ちに不二の大衍(不二摩訶衍)を証せん。」
大師の「式部笠丞がための願文」では、布施は四恩(父母,国,衆生,三宝)に報い、全生物に功徳を及ぼす、と言っておられます。
「・・・謹んで弘仁六年十月十五日を以て墾田一町永く燈分料に奉る。慧燈星の如くに懸けて疑、暗雲の如くに巻かん。智光月を朗らかにして覚威日を爀かがやかさん。伏して乞ふ、この善業(墾田一町永く燈分料に奉ること)によりて四恩をたすけ奉り、覚菀(かくおん、さとりの苑)を優遊して禅林に放昿せん。毛鱗角冠、蹄履尾裾、有情非情、動物植物、同じく平等の仏性を鑑みて忽ちに不二の大衍(不二摩訶衍)を証せん。」