Q,いろいろ不幸が重なります。先祖からの因縁、自分の因果といわれますがどう考えればいいのでしょうか?
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早苗の歌
2012-06-14 | 法話
さなへとる なつのはじめの いのりには 廣瀬龍田(奈良県にある廣瀬大社と龍田風神のことで風水害を除き、穀物を守る神々)の まつりをぞする (道元禅師)
さなへ草 うゝる時とてさみだれの 雲も山田に おりたちにけり(賀茂真淵)
水古き 深田に苗の みどりかな (与謝蕪村)
住吉の 岸を田に墾はり播きし稲の さて刈るまでに 逢はぬ君かも(作者未詳 万葉集)
早苗とる 手もとや昔 . . . 本文を読む
小岩井農場
パート一
わたくしはずゐぶんすばやく汽車からおりた
そのために雲がぎらつとひかつたくらゐだ
けれどももつとはやいひとはある
化学の並川さんによく肖(に)たひとだ
あのオリーブのせびろなどは
そつくりをとなしい農学士だ
さつき盛岡のていしやばでも
たしかにわたくしはさうおもつてゐた
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良寛和尚危篤に際して貞心尼が
「生き死にの境離れて住む身にも
さらぬ別れのあるぞ悲しき (貞心)」
という歌をつくりましたがこれに対し、良寛和尚は
「裏を見せ表を見せて散る紅葉」
という有名な歌を返しました。これは「生きているものは死の姿をみせてやっと一人前なのですよ。生死の両面をみせてその人の仏様から賜った人生はやっと完成するのです。」という意味であろうと思います。 . . . 本文を読む
生死
生死の中に佛あれば生死なし。又云く、生死の中に佛なければ生死にまどはず。
こころは、夾山、定山といはれしふたりの禪師のことばなり。得道の人のことばなれば、さだめてむなしくまうけじ。
生死をはなれんとおもはん人、まさにこのむねをあきらむべし。もし人、生死のほかにほとけをもとむれば、ながえをきたにして越にむかひ、おもてをみなみにして北斗をみんとするがごとし。いよいよ生死の因をあつめて、さらに解 . . . 本文を読む