福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

Q,いろいろ不幸が重なります。先祖からのの因縁、自分の因果といわれますがどう考えればいいのでしょうか?

2012-06-16 | Q&A
Q,いろいろ不幸が重なります。先祖の因縁、自分の因果といわれますがどう考えればいいのでしょうか?

A,
結論はいま「本当のこと(真理)」へ近ずくチャンスがめぐってきてるということです。
先祖がたたることはありません。しかし迷って助けを求めているいることはあります。なんとかして真理にたどりつきこの苦悩の永劫回帰から脱したいと思っておられることはありましょう。そこでいろいろなつてをさがしてたよることもありましょう。
また自身の過去世の因果ということもご自分で感じることもあるとおもいます。
しかしこれらはあたっているのでしょうが「浅い考え」です。
われわれには、因縁の世界よりもっとふかいところに、因縁をはなれて存在する光り輝く世界があるというお大師さまのおことばがあります。
「それこの太虚に過ぎて広大なるは我が心。
 彼の法界に越えて独尊なるは自佛なり。
 佛刹微塵の数もその数量に譬うことあたわず。
 日月摩尼の光もその光明に譬うことを得ず
 ・・」(平成天皇灌頂文)
しかしこういう感覚はやはり日常生活で努力をしなければ自分のものとして体得できません。体得するには凡人なりに毎日の精進が必要とおもいます。根っこはこういう光明世界なのだということを頭で理路的に理解したうえで、なおも後世のために体で精進努力をさせていただく最大のチャンスを与えていただいていると考えるべきとおもいます。
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