良寛和尚危篤に際して貞心尼が
「生き死にの境離れて住む身にも
さらぬ別れのあるぞ悲しき (貞心)」
という歌をつくりましたがこれに対し、良寛和尚は
「裏を見せ表を見せて散る紅葉」
という有名な歌を返しました。これは「生きているものは死の姿をみせてやっと一人前なのですよ。生死の両面をみせてその人の仏様から賜った人生はやっと完成するのです。」という意味であろうと思います。
「生き死にの境離れて住む身にも
さらぬ別れのあるぞ悲しき (貞心)」
という歌をつくりましたがこれに対し、良寛和尚は
「裏を見せ表を見せて散る紅葉」
という有名な歌を返しました。これは「生きているものは死の姿をみせてやっと一人前なのですよ。生死の両面をみせてその人の仏様から賜った人生はやっと完成するのです。」という意味であろうと思います。