昨夜は夜10:30過から録溜めしたTVドラマ「みをつくし料理帖」全8話の内の7話まで通して見てしまった。
これほど夢中になったのは「銀二貫」以来、おお!ともにNHKだ。
どちらも江戸の人情噺(本当に名人の語る人情噺そのもの)、さすが天下のNHK、しっかりとしたドラマに仕上がっている。
どちらの主人公も孤児で、それを見守る周囲の善良な人達、そして旬の素材を題材とした料理ウンチク・ストーリ、面白い要素がてんこ盛り。
もし八話(最終話)があれば一睡もしないでみたことと思う、そのくらい面白かった。
そもそもこのドラマは前々回の「サクラの会」で映画はみないで訳の分からないオペラなんかに興じているOMG氏が絶賛していたので、録溜めしていつか見ようと日延べしてた次第。
〔お話し〕
享和2年(1802年)の水害で両親を亡くし天涯孤独の身となった少女、澪は、大坂随一の名店と謳われる料理屋「天満一兆庵」の女将、芳に助けられ奉公人として勤め始める。やがて天性の味覚を主人の嘉兵衛に見込まれた澪は、厳しい修業に耐え、着実に腕を磨いていくが、隣家からの延焼で店は焼失してしまう。江戸店を任せていた息子の佐兵衛を頼って江戸へ出た3人を待ち受けていたのは、佐兵衛が吉原通いで散財し店を潰し、行方をくらませているという報せだった。度重なる心労により、嘉兵衛は「天満一兆庵」の再興を澪と芳に託して亡くなってしまう。
店の再興と佐兵衛の行方探しを胸に、慣れぬ土地で芳と暮らしながら働き始めた澪は、「祟る」と噂され荒れ果てた小さな稲荷を1人で整えた姿を見込まれ、蕎麦屋「つる家」の主人・種市に店で働かないかと誘われる。
上方との味の違いから、当初は澪の作る料理は評判が良くなかったが、様々な人の助けを得て様々な新しい料理を考案し、愛し合った小松原との別れや、料理人仲間である又次の死などの悲しみを乗り越えながら、「つる家」を江戸で評判の店へと成長させていく。そんな中、澪は、吉原で幻の花魁と呼ばれているあさひ太夫が、水害で行方不明になった幼なじみ、野江であることを知る。
~~~(ここから先はネタばれになるので自分自身の為にカット)~~~
ヒロインを演じる黒木華(「花子とアン」でハナの下の妹を演じていた)の’うーん’とうなる様な存在感が見事、脇を固める役者陣もうまい。
(コンコンには泣けた!)
これだけのドラマを作れる天下のNHKもここ5年の大河ドラマは酷い。