録ダメしといて虫干しのためにじっくり観ると5本に1本位はこれはという名作にぶち当たる。
この映画「パットン大戦車軍団」は1960年代から70年代にかけて作られたスペクタクル戦争映画を装った真面目な名作映画。
ともかく主演のジョージ・C・スコットが素晴らしい、功名心にはやる名将パットンを見事に演じていて、これだけで充分な価値。
印象的なシーンは、戦争神経症で入院していた兵士を「この臆病者!!」と蹴とばしてそのことが発端で窮地に陥る、本国のマスコミが騒いで蹴られた兵士の親が国に抗議して、、、こんな時代でアメリカの民主主義はそら恐ろしい。
我が帝国では件の様な兵士は親族一同5属までもが非国民の扱いを受けただろうに、、、
1930~1945年までの非人間性という言葉の意味は天地の開きがある。
<内容>
第二次大戦のアフリカ戦線で活躍したアメリカの将軍、ジョージ・パットンを描いた伝記的戦争ドラマ。優れた戦略家であるとともに、数々の奇行の持ち主とされたパットン将軍を、G・C・スコットが好演。(出典:全洋画オンライン)
この映画もこの当時の例に漏れずに実写の本物の戦車が多数登場、ロンメル将軍が好敵手として登場するが戦車戦などは無かった様な気がする、なお米軍M4=M24で独軍タイガー=M48とともに米国陸軍の戦車。
「バルジ大作戦」とは趣も異なっているが、配給会社はこの路線での集客を図った様である。
そしてこの映画のテーマもなかなか良い。
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映画音楽/パットン大戦車軍団