1960年頃の最高傑作らしい、が二日ほど前に漸く映画館で観た。
感想は「よくわからん映画だわい」というのが素直なところ、鑑賞後の印象は「時計仕掛けのオレンジ」とほぼ同じ。
ただテンポが非常に良い映画でセリフも少ないというか効果的で、確かに映画造りの御定法を外した作品でそこが評価されているところかもしれない。
この映画はTV画面でみてたら最後までは続かなかったろうと思う、なので劇場にこういうのが掛かったこと自体が嬉しい。
1960年にモノクロ・スタンダード画面(画面比率4:3=かつてのTV画面)というのが少々意外、でも内容的には総天然色でもシネマスコープである必要もない。
<内容>
警官を殺してパリに逃げて来た自転車泥棒のミシェルは、アメリカ人の恋人パトリシアとお互い自由で束縛のない関係を楽しんでいた。そんなある日、彼の元に警察の手が及んでくる。パトリシアはミシェルの愛を確かめる為、彼の居場所を警察に密告、そして彼にも同様に警察が追ってきた事を伝えるが……。
やはり古い映画を名画座で観るのは楽しい。