権助の冒険

ノンセクションでぼちぼちと。

「チネチッタで会いましょう」

2024-11-22 23:12:51 | 映画

久々に映画館に足を運んだ、一月ほど前からねらっていた映画「チネチッタで会いましょう」で本日封切り。
難しいのかどうなのか面白いとは思わなかった。
(この監督の作品を何作か観ていないとつらいのかも)

〔内容〕
イタリアの映画監督ジヨバンニは、これまで40年間、プロデューサーの妻に支えられながら映画を制作してきた。チネチッタ撮影所での新作撮影で頭の中はアイデアでいっぱいのジヨバンニだったが、順調だと思っていたのは本人だけだった。女優は演出に口を出すばかりか政治映画をラブストーリーだと言い出し、娘に紹介されたボーイフレンドは自分ほどの年齢だという。誰にも理解されず、ひとり帰宅して目を覚ますと、今度は妻から別れを切り出されてしまう。さらにプロデューサーが詐欺師であることが発覚し、資金不足で撮影が止まってしまう。

さて本作は撮影している映画と映画の中の現実が平行して描かれていて少々混乱するが、なれると理解できる様になる。
問題はそこでは無くて、主人公が劇中劇の中で自己満足ぶりをこれでもかと見せつけていて、この映画自体が観客に対して自己満足ぶりを見せつけている、という二重構造になっていること。
実際この映画はナンニ・モレッティ監督が自作自演をしているから、間違い無いだろう。
最後に大逆転で関心させらるかと期待したが、ミュージカルのフィナーレみたいにして劇中劇かどうかさえ曖昧なまま終わる。
まぁ映画館でそれなりに楽しめたから良しということで。


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