権助の冒険

ノンセクションでぼちぼちと。

「殺人者」

2022-01-04 07:57:10 | 映画

殺人者」、その昔TV放映されていたのバート・ランカスター・ファンとして飛びついて観た覚えがある。
あらためて観ると構成が「市民ケーン」と同様に回想形式で物語が進行して最後は核心部分(=結末)を迎えるという嫌でも引き込まれる内容。
なおこの映画がバート・ランカスターのデビュー作らしいが、とてもそんな風には見えない役者っぷり、いやはやたいした俳優さんだった。

〔内容〕
ある小さな町に住むスウェードという男がある日突然、2人の男に射殺された。保険会社の調査員リアダンはこの事件に興味を持ち、スウェードの身辺を調べ始める。
その結果、スウェードは以前ボクサーであったが、窃盗罪で3年の懲役刑に服していたことがわかった。その事件を担当した刑事ルビンスキーの話から、スウェードは暗黒街のボス・コルファクスの情婦キティに心ひかれ、その罪をかぶって服役したことが分かった。
さらに、スウェードが出所後、コルファクスらと一緒に帽子会社の給料強奪に参加させられたが裏切られたことも分かってきた。

この映画にエバ・ガードナーが出ていてこれが滅法綺麗で妖艶でこの時代の日本語で毒婦とでもいうべき役柄。
これまでは美人女優という触れ込みながら少々のギラギラ感に不満を感じていたが、これをみたらやはり美人だ。
そしてこの映画はハードボイルドらしい造りでこの間発見したロバート・シオドマク監督らしい名作。

この映画は1964年にドン・シーゲル監督によってリメークされていて、かのロナルド・レーガン氏(元米国大統領)の出演作で有名になった様である。
なおオリジナル・ストーリはヘミングウェイの短編小説らしい。


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