アマプラの広告がにぎにぎしかったのと、主演ホアキン・フェニックスにつられて鑑賞した「ボーはおそれている」。
結論から言えば2時間は(果たしてどんなラストになるのかとかで)楽しめるが、残りの1時間はただただ進行してラストの15分は失望でしかない。
せねて最後の10分間位でしっかりまとめてくれればとか思うし、何なら尺を2時間にまとめて最後に目がパチッと開いて終わるとかでも良かったかと思う。
内容的にも喜劇なのかサスペンスなのかオカルトなのか心理劇なのかぜんぜん分からない、とまぁまぁサンザンとグチを述べたが、スケールのデカさと次々から次に起こる不可思議な現象は結構楽しめる。なので余計にラストのまとめ方は惜しいと思う。
(先日観た「パリのちいさなオーケストラ」は物語りの進行は少々雑ながら、ラストが見事なために作品として評価が上がったと思う)
〔内容〕
急死した母のもとへ向かおうとした主人公が、次々と降りかかる予測不能の不可解な事態に巻き込まれるが、そのたびに不思議な縁で助けてもらう。
そして自分の父親の秘密、自分自身の秘密、家族の秘密、自分の記憶の秘密等々が徐々に蘇ってゆくが、、、、
ホアキン・フェニックスも老いた、最初に「誘う女」で観て「グラディエータ」とか「ヴィレッジ」等でなかなか良い役者だなぁとか思っていたが、ここでは見事に老けて風采の上がらない男を演じている。
この映画は夢とか空想シーン(劇中劇)がとても綺麗に出来ていてそれが巧みに挿入されている、そしてそれがこの映画の解釈をややこしくしている。
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