三本の西部劇「ビリー・ザ・キッド」「ワイアット・アープ」「アパルーサの決闘」をみて久しぶりに西部劇を堪能した。
先ずは「ビリー・ザ・キッド/21才の生涯」、ジェームズ・コバーンが最初から最後まで引っ張っていた映画で、肝心のビリーの印象がかなり弱い。でもサム・ペキンパーが絶頂期だけあって画面が生き生きしてこれだけでもお腹が膨らむ思い。
ビリーの映画は数多く作られていて、ポール・ニューマンの「左利きの拳銃」の方がより印象深い。
「ワイアット・アープ」
ケビン・コスナーが主演の絵に描いた様なつまらない大作伝記映画。
クライマックスの無いアクション映画で、ルキノ・ビスコンティが西部劇作るとこんなのになるんだろうと思う。
190分の長尺映画に居眠りもせずに付き合ったんから、見ていた当方が辛抱強いのか映画が魅力があったのか良くは分からない。
でもデニス・クエイドのドク・ホリディは良かった。
最後の「アパルーサの決闘」
21世紀の西部劇としては十二分に古き良き時代の西部劇の色を出していて、日本の役者が大石内蔵助をやりたがるのと同じで、西部の無法地帯の保安官役(できればワイアット・アープ)というのは’いつかはやりたい役柄’なんだろうと思う。
エド・ハリスは悪役顔だから西部劇が見事にはまっていたと思うが、相棒役のビゴ・モーテンセンが良くて完全に主役を食ってしまった、でも監督エド・ハリスとしては満足だったろう。
「アパルーサの決闘」>「ビリー・ザ・キッド」>「ワイアット・アープ」の順で面白かった。
詳細はウィキ辺りにあります、私も憧れてました。