おれはここで生きている

■味乃家 魚野川■新潟県魚沼市下島70-1 定休日 水曜日
死ぬまで生きる のらりくらりのなんでもありのガクさん

新雪の色

2007-02-12 09:18:12 | Weblog
積雪が20センチを割ると思っていたら久しぶりのまとまった雪で30センチ近くになってしまった。
二月に積雪ゼロの日が来るかもしれないと思っていたがやっぱりそうは問屋が卸さない日だった。
もうあきらめてリズムを春用に近づけたのにやはり新雪に覆われると何か気分が引き締まりだらだらした考えにもそして又人生のスタートをやり直したときの純粋の気持ちが蘇って来る。
木々の枝に絡みつく雪も気温が高く霙に近く木々の色を覆いつくせず普段は雪花みたいに白く輝くのに茶に近い灰色になっている。
昨日忙しくご飯も完売だったのでいつもより早く起きてご飯を炊いた。
目覚ましがなったが昨日の疲れでなかなか起きられなかった。
除雪隊も大勢朝食を食べに来たがお昼は休日と雪がやむ予報らしく一部の人たちを残してみな帰ってしまうらしくお昼の予約が無かった。
ラーメンスープも完売激震チャーシューも在庫がなくなって今日作る。
予約はゼロ。
久しぶりにたくあんを外の漬物小屋から出してきて除雪隊に出した残りを味見してみたらもう多少酸っぱくなって来た。
気温が高くいつもは雪に覆われているのに今年の暖冬が影響していると思うし未だ大分有るたくあんの使い方を考えないといけない。
薄く切って水出ししてきんぴらが一般的だが、もう一回味を付け直し生姜と辛味を入れてお新香に使ってもいいし、ちょっと変わってスパイスや生トマトやオリーブオイルで食べても美味しい。
ゴルゴンゾーラソースに挑戦してみる。
ひさしぶりに雪の積もるのを見ているとどんどん雪に覆われた景色と重なってなぜか心の露出している傷が覆い隠され冷やされるような落ち着いた気持ちになってくる。
今店はユリの花盛り。
ホームセンターにバケツを買いに行ってそれにいっぱいのユリと猫柳を入れて女性用トイレの空間においた。
手洗いのとこにも置いたけど暖房費と除雪の手間代が掛からなかったのでその余裕と感謝の気持ちを見える型にした。
お客さんがこんな人目にあまり触れないとこに一抱えもあるユリの花を飾っておいてもったいないもったいないと言いながらでも気持ちが和んでいるのか余裕ある足取りで帰られているように見える。
雪が小止みになって又墨絵の世界が広がりだした出来るとこから又一歩一歩前に進もう。
駐車場の除雪をやっていると二郎さんが首領から電話が無かったかと聞きに来た。
なぜと聞き返すと昨日蕎麦よーれっこしょうと呼びに行ったら目の前で倒れ救急車を呼んだからと。
どんな具合と聞くとそれが電話も通じないからここに電話があったかと思って聞きに来たんだと。
どうも脳の病気らしい。
携帯に電話したけど出なく、ほかの人にも聞いたが解らなかった。
さっき娘さんから電話で最悪のことになってもう歩けないかもと言ってきた。
今はとても切なく悔しい。
コメント
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