きのうは 心子の月命日でした。
恒例のお墓参りに行ったあと、 「BPD家族の会」 に出席してきました。
当会の参加者はいつも、 大半が BPDの娘さんの お母さんなのですが、
この日は ボーダーの女性の パートナーである男性が
二人も来られていました。
「境界に生きた心子」 を読んで この会のことを知って 来たという人も。
( 拙著に 「BPD家族の会」 のチラシが 入っているんです。 (^^;))
昨日は最初の1時間、 副代表のカウンセラーの人による、
エゴグラムの話がありました。
交流分析のひとつで、 知っている人も、
すでにやったことがある人も 多いでしょうが、
簡単に説明を記し、 そのあとで 質問表を掲載しようと思います。
エゴグラムは 人間の言動を 5つのパターンに分類し、
人との関わり方の 特徴をつかむことができます。
心や行動のエネルギーが どのように出ていて、
人と交流する時 どのような影響を与えているか、
また相手から どのような影響を受けているかを 知る手がかりとなります。
BPDの人と 接するときにも有効です。
フロイトは、 「気付き」 は 無意識の洞察だと言っているそうです。
例えば 不安や寂しさなどの 感情を自覚せず、
無意識に抑制すると 不適切な行動になって 現れてしまいます。
自分の感情に 気付くことで、 適正な行動に 移すことができます。
人間は ネガティブな感情を 見ないようにしがちですが、
エゴグラムによって 今の自分の 状態に気付き、
ありのままに受け止めて、 向き合うようにするものです。
人と過去を 変えることはできないが、
自分と未来は 切り開くことができるわけです。
心の成長は 死ぬまで続きます。
(次の記事に続く)