「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

エゴグラム (1)

2009年05月18日 19時13分07秒 | 「BPD家族会」
 
 きのうは 心子の月命日でした。

 恒例のお墓参りに行ったあと、 「BPD家族の会」 に出席してきました。

 当会の参加者はいつも、 大半が BPDの娘さんの お母さんなのですが、

 この日は ボーダーの女性の パートナーである男性が

 二人も来られていました。

 「境界に生きた心子」 を読んで この会のことを知って 来たという人も。

( 拙著に 「BPD家族の会」 のチラシが 入っているんです。 (^^;))

 昨日は最初の1時間、 副代表のカウンセラーの人による、

 エゴグラムの話がありました。

 交流分析のひとつで、 知っている人も、

 すでにやったことがある人も 多いでしょうが、

 簡単に説明を記し、 そのあとで 質問表を掲載しようと思います。

 エゴグラムは 人間の言動を 5つのパターンに分類し、

 人との関わり方の 特徴をつかむことができます。

 心や行動のエネルギーが どのように出ていて、

 人と交流する時 どのような影響を与えているか、

 また相手から どのような影響を受けているかを 知る手がかりとなります。

 BPDの人と 接するときにも有効です。

 フロイトは、 「気付き」 は 無意識の洞察だと言っているそうです。

 例えば 不安や寂しさなどの 感情を自覚せず、

 無意識に抑制すると 不適切な行動になって 現れてしまいます。

 自分の感情に 気付くことで、 適正な行動に 移すことができます。

 人間は ネガティブな感情を 見ないようにしがちですが、

 エゴグラムによって 今の自分の 状態に気付き、

 ありのままに受け止めて、 向き合うようにするものです。

 人と過去を 変えることはできないが、

 自分と未来は 切り開くことができるわけです。

 心の成長は 死ぬまで続きます。

(次の記事に続く)
 
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