「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

豊かな心を取り戻す コミュニケーション -- エゴグラム (4)

2009年05月21日 22時49分53秒 | 「BPD家族会」
 
(前の記事からの続き)

 きのうの心理テストで、 自分の心の傾向が 分かったでしょうか? 

 各項目が 8~12点だと ニュートラルだということです。

 僕は、 CPとAが高くて、 ACは大分低かったですね。

 人は 場面や相手によって、 心の状態が変わります。

 例えば、 仕事では部下に厳しい …… CP

 でも 仕事が終わると優しい …… NP

 仕事には冷静である …… A

 プライベートでは自由だ …… FC

 でも奥さんには弱い …… AC

 5つのパターンの バランスが取れているのが 望ましいとされますが、

 各項目が高すぎたり 低すぎたりする場合の、 マイナス面を書いてみます。

 CPが高すぎる …… 批判的, 権威的, 人に優しくできない

    低すぎる …… 無責任, ルーズ, ノーと言えないためストレス

 NPが高すぎる …… 過保護, 過干渉, 依頼心を助長する

    低すぎる …… 冷淡, 人に関心が持てない, 人とうまくやれない

 Aが 高すぎる …… 計算高い, 損得で考える, コンピューター的

    低すぎる …… 杜撰,流されやすい

 FCが高すぎる …… 無責任, わがまま, 子供っぽい, 未熟,
            誤解されやすい

    低すぎる …… 楽しみがない, 表情がない, 物事に興味が持てない,
            無気力

 ACが高すぎる …… 依頼心が強い, 自分を責める, 人の目を気にする,
            心身症

    低すぎる …… 反抗的, 気配りができない, 人に譲れない

 NPとFCが高いと、 人とうまくやっていけるそうです。

 CPとACが高いと うつ状態になり、

 FCだけだと 自己愛的になるようです。

 低い部分を上げていくと、 高すぎるところが降りてきて、

 バランスが取れていくといいます。

 自分の 心のパターンに気付き、 足りない部分の 言動を変えてみると、

 豊かな心を取り戻す コミュニケーションができていくでしょう。

 ボーダーの人と関わるときにも 活かすことができます。
 
コメント
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