「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

自我状態とは -- エゴグラム (2)

2009年05月19日 15時27分59秒 | 「BPD家族会」
 
(前の記事からの続き)

 交流分析では、 自我状態を 次の3つの 心の構造に分けます。

 「 親の自我状態 (Parent) 」

 「 大人の自我状態 (Adult) 」

 「 子供の自我状態 (Child) 」

 更に 「 親の自我状態 (P) 」 と 「 子供の自我状態 (C) 」には、

 それぞれ2つの 心の働きがあります。

 「 厳しい父親 (Critical Parent) 」 (CP)

  批判的, 強制的, 支配的。

 「 優しい母親 (Nurturing Parent) 」 (NP)

  保護的, 支持的, 受容的態度。

 「 自由な子供 (Free Child) 」 (FC)

  自由, 自発的, 直感的, 創造的。

 「 従順な子供 (Adapted Child) 」 (AC)

  順応性, 従順, 協調性。

 そして 「 大人の自我状態 (A) 」は、

 理性的, 倫理的, 冷静, 客観的, 分析的な働きです。

 こうして、 5つの心の働きを 設定することができます。

 「CP」 「NP」 「A」 「FC」 「AC」。


 心理テストの質問表に 答えていくことで、

 自分はどの働きが 高いか低いかが分かってきます。

 但し、 時と場合によって 心のエネルギーの 出方や量に 差が生じるため、

 その時々で 結果は変わってきます。

 エゴグラムは 現在の心の状態を 示すものです。

(次の記事に続く)
 
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