今日はPM外来の日で9時過ぎに大和成和病院へ行ってきました。
去年8月に12回目の外来に行っていたのですが、その時は特別問題がなかったのでこのブログにはアップしていませんでした。なので今回は13回目の外来になります。また去年2月の外来からですが期間は半年に1回のペースにしてもらっています。
検査は毎度の血液検査とレントゲン、そしてPMのチェックをしてもらい最後に先生の診察となります。前回の時に次回は心エコーの検査があると言われたような気がしていたのですが今回はありませんでした。予約表をちゃんと確認していれば分かったことですが、どうも確認不足でした。
大和成和病院の受付付近と中待合の様子です。
そして今日の検査結果です。血液検査とレントゲン検査では異常は全くなく糖尿病やコレステロール値にも問題はないそうです。そしてPMの方ですが、運動時にはやはり心房細動が出ているのですが、基本的にはまだこのまま様子見で良いとの結論でした。
私が心配していたランニング中の心拍数が途中で飛んでいたり乱高下していることをPM技師に聞いてみました。するとまず私が着けている心拍計のデータで記録されていない(心拍数が飛んでいる)箇所についてはPMに保存されているエピソードリストと私の持参したデータを照合した結果、想像通り正にこの時に心房細動が起こっていたのです。不整脈が出ていたために心拍計がデータを読み取ることが出来なかった様です。そしてこの点について検査後の担当医である菅原先生の見解は、不整脈を抑える為に薬を服用するという方法があるのですが、その薬は心臓の動きを抑えることで不整脈を出にくくさせるため、不整脈は出にくくなる代わりに運動時のパフォーマンスも抑えられてしまう可能性があるとのことでした。具体的には心臓の動きが抑えられることにより現在のようなスピードでは走れなくなることが考えられます、とのことでした。
またカテーテルアブレーションの手術で不整脈を抑えることもあるのですが、私の場合は既に心房中隔欠損症で心房中隔を縫い合わせています。カテーテルアブレーションではこの一度縫い合わせた箇所に穴を開ける必要があり、一旦縫い合わせた箇所に穴を開けることは適切でない、とのことでした。
そして私のもう一つの心配事、心拍数の乱高下については、心拍数が突然下がった時点では心室からの信号が途絶えることで心房の動きが弱まったことが考えられるそうです。その時は自動的にPMが作動して心拍数を上げてくれます。平常時での私の設定は50bpmを切った時に作動しますが、運動時にはPMが運動していることを感知して設定値が自動的に100bpmだったり120bpmだったりと変化してくれるそうです。
今日病院へ持参したデータの一つですが今年1月10日のランニング時の心拍数データです。
この時のデータでは心拍数がストンと落ちていた時が6、7回発生していて2km手前では130bpmから100bpmへ落ちています。ただこの時の走っているペースを見ると丁度ペースも落ちた時なのでこの時はペースの変化によるものかもしれません。
次に落ちたのは5km手前ですが、150bpmから125bpmへストンと落ちました。この時の走るペースはほぼ同じです。なので心室からの信号が途絶えて心房の動きが弱まり心拍数が急激に低下したのでしょう。そして運動時150bpmでのPM起動数値は125bpm辺りなのではないかと推測できます。
その後は6km過ぎと7km地点でも急激に低下していますが、7km地点では125bpmから100bpmへ落ちています。これらから判断すると150bpm以上の時に心拍数が弱まった場合は125bpmまで下がった時にPMが作動し、125bpmの時は100bpmまで下がった時にPMが作動するということが判りました。
別の日のデータを見てもほぼ同じ様な感じで心拍数の低下をPMが補助してくれていました。
この問題についても走っていて目まいや他の自覚症状がなければまだ様子見で良いようです。目まいや苦しくなったりと自覚症状が出た時点でまた先生に相談することにします。
そしてPMの電池の残量ですが、今日の検査ではまだあと7年は持つそうです。毎回あと7年持つと言われ続けているのでこのまま生きている間中交換しなくて済めば良いのですが。
検査結果のペーシング率です。
Total VP 9.9%
As-Vs 45.0% 自脈でAもVも動く
As-Vp 1.5% Aだけ自脈
Ap-Vs 45.1% Vだけ自脈
Ap-Vp 8.4% AもVもPMで動いている
AT/AF 1.4%
A=心房、V=心室、s=センシング、p=ペーシング
Monitored
VT 71
Fast A&V 336
AT/AF 345
次回の外来は8月3日となりました。