大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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なんじゃもんじゃ物語228

2007-11-14 18:22:36 | _2-19 港への道
 お頭ブラックは、地面に落ちていた短い棒切れをマイク代わりに拾って来てエッチソンと並びました。
子分たちは、ゾロゾロと二人の後ろに並びました。
そして、いよいよCMのスタートです。
 お頭ブラックが言いました。

「 婆さん、よく見ろ!
 これが、我ら電気屋のCMだ!
 エッチソン、準備はいいか?」
「 よろしおまっ!」

お頭ブラックの口三味線が始まりました。

“ チャン、チャン、チャン、チャン、チャン、チャン、ハイ!”

「 あっ、停電だ!」
「 お父ちゃん、どうしよう?」
「 ちゃらら、ちゃらら、ちゃらら、ちゃらら、ちゃららららら、らん♪」
「 どうしよう~、どうしよう~♪」
「 でんでんでんき、電気なら~♪」
「 みんなニコニコ、電気屋さん!♪」
「 ほれ、電気ぃ~、それ、電気ぃ~、電気のことなら電気屋さん!」
「 あなたも、わたしも電気屋さん♪」
「 ちゃらら、ちゃらら、ちゃらら、ちゃらら、ちゃららららら、らん♪」
「 ヤマタイ国、電気、保安、協会っ!」
「 待ってるわよぉ~、うふ~ん!!」
「 ちゃん、ちゃん。」

お頭ブラックが、言いました。

「 どうだ、これで電気屋と言うのが分かっただろう!」



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