大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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なんじゃもんじゃ物語227

2007-11-10 17:29:21 | _2-19 港への道
 子分たちが、お頭ブラックの所まで来ると、お頭ブラックは言いました。

「 えっと、今から電気屋のCM撮影用のシーンをやるぞ!
 この映像と言うか、ホログラムと言うか・・・・。
 とにかく、こいつにCMを見せなければならないのだ!」

子分たちは、“?”な顔をしました。
 お頭ブラックは言いました。

「 とにかくやるのだ!」

なんじゃ殿様が言いました。

「 ちょっと、待って!
 何だか分からないけど、CMをするんだったら、H1号を外さないと出来ない
 よ。
 H1号、ちょっと電気を切って外すからね。」
「 シカタガナイナ。
 コノモニターデハ、ココカラ、ホログラムガ ヨク見エナイシ・・。
 マ、ホログラムヲ 見ルノハ、後デ イイカ・・・。
  壊サナイヨウニ、シロヨナ。
 H1号ハ、デリケート ナノダ!」
「 分かったよ。」

 なんじゃ殿様は、H1号のモニターカメラを体から外して、H1号の本体ごと道路の端に置きました。
お頭ブラックが言いました。

「 よし、じゃ、集合、集合!
 おい、エッチソン、前だ、前だ!」

エッチソンが前に出て来ました。




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