大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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日々の恐怖 4月11日 古井戸(3)

2019-04-11 10:13:54 | B,日々の恐怖



 日々の恐怖 4月11日 古井戸(3)



 もう驚きすぎて息できなくなって混乱して、その辺りの記憶が無い。
それで、いつの間にか次の朝になってた。
 きっと私、真っ青になってたんだと思う。
泣きじゃくりながら意味不明なこと叫んでたって親が言ってた。
 で、苦心して私から聞き取った言葉で、親も大変なことになってるってわかったみたいで、警察に電話するかって言い始めた。
 そんな中で祖父が寝室から出てきて、親がそのことを話すと、

「 そんなはずない。」

と言い出した。

「 あそこんとこの井戸なんか、なんにも壊れてなかった。」

と言う。
 逆に私が、

「 そんなはずない。」

って言って、古井戸の所に行ってみたら、不思議なことに蓋は壊れてなかった。

「 おかしいな・・・・?」

私は、確かに落ちたのを見たんだ。
 親は、

「 きっと幻でも見たんだよ。」

って言ってたけど、祖父は何も言わなかった。
2年前に家を追い出されて、それ以来会ってないけど、あれがなんなのか今なら聞ける気がする。









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4月10日(水)のつぶやき

2019-04-11 07:57:02 | _HOMEページ_


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