一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

お盆ネタ?

2007-08-14 | あきなひ

懐かしい会社名を目にしました。

麻布建物が更生手続き開始、負債5648億円
(2007年8月13日13:32 日本経済新聞)

旧住宅金融専門会社(住専)の大口融資先だった不動産会社、麻布建物(東京・港)が東京地裁から会社更生手続きの開始決定を受けたことが13日分かった。負債総額は5648億円(2006年5月末時点)で、信用調査会社の帝国データバンクによると負債額は今年最大となる。

バブル期に絶頂を迎え、その後不良債権の代名詞となった"AIDS"の"A"である麻布自動車グループの中核企業です。他は、I:イ・アイ・イ、D:第一不動産、S:秀和ですが、Iは早々に破産(管財人が新生銀行相手に訴訟してましたね)、Dは昨年まで生き残ったものの破産、Sはモルスタに債権を買われて傘下に、という運命を辿っています。

貸ビル業は債務超過でも借金さえ返さなければキャッシュは回っているのですが景気回復まで生き残って会社更生(裁判所のお墨付きを得て生き残った)にまでたどり着いたしぶとさには感動すら覚えます。
実質勝利宣言ともいえるのではないでしょうか(経営者が変わっていなければ、の話ですが)。
逆に傾いてしまったメインバンクの某CMTBはまだ公的資金を返し終わってないはずですが・・・


このタイミングを見計らって構成手続開始決定をおろしたのは、成仏していたはずがお盆なので浮世に戻ってきた、という裁判所のユーモアなのかもしれませんね。

コメント
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