まぜごはん

ミーハーなマチルダが気まぐれに
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大事な人

2010-06-20 23:24:34 | 韓流
これも先月の話になりますが「息もできない」観ました。
(ネタバレです。)



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    ヤン・イクチュン   キム・サンフン (製作・監督・脚本・編集)
    キム・コッピ    ハン・ヨニ 女子高生 
    イ・ファン     ハン・ヨンジェ ヨニの弟 
    パク・チョンスン  キム・スンチョル サンフンの父 
    チョン・マンシク  チョン・マンシク ヤミ金業者     
ヤミ金業者の借金取りをしているサンフン。
仕事柄暴力が日常的?になってしまっています。
サンフン自身、子供の頃父親に暴力を受けて育った過去があり不幸な少年時代でした。
守ってやれなかった妹、殴られ、苦労ばかりしていた母親・・・
刑務所に入っていた父親が15年ぶりに帰ってきますが、父への憎しみは決して消えません。
それでもマンシク(一応サンフンの雇い主ですがサンフンはタメ口)は
「自分は孤児だったから父親のいるお前がうらやましい」
といいます。

サンフンに、道で唾を吐かれたと、サンフンに文句を言った女子高生ヨニ。
サンフンの一撃で気を失ってしまいます。(女相手でも平気で殴るサンフン)
なぜかヨニが気がつくまで付き添って、お詫びにとジュース(ビールかな?)を奢ります。
ヨニも家ではヤクザみたいな弟と、体の悪い父(ちょっと認知症があるかも)に
暴力をふるわれ毎日やりきれない思いをしています。
どこをどう見てもチンピラヤクザのサンフンに大胆にも食ってかかったヨニと、
とんがって生きているサンフンの心が通い合っていきます。
河原に2人座って、ただ泣いているシーンは、悲しくて美しいシーンでした。



ろくでなしの父親を殴るサンフンにおいのヒョンインは泣きながらいいます。
「やさしいおじいちゃんを殴らないで」
と。殴っている人も殴られている人も、みんな誰かの大事な人なんです。
そのろくでなしの父親が自ら手首を切った時に泣きながらおんぶして
病院へ運んだのはサンフンでした。


ピリピリと痛々しさが伝わってくる魂が叫んでいるような、そんな映画。
間違いなくMasterpieceだと思います!


オマケ


ヤン・イクチュン監督
なんだか気のいいオニイチャン風ですね。
コメント
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