まぜごはん

ミーハーなマチルダが気まぐれに
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優しくサヨナラ

2013-07-07 22:42:17 | アジアンクイア映画祭

 

例年ほど降ってない気がするんですけど・・・・梅雨はどこ行った??

6月始めの話を今頃書きます。6月2日シネマート六本木で観た最初の映画は

 AQFFセレクション ソ・ジュンムンプログラム 

ホテルの一室でゲイのカップルが2人の姿を録画しようとしています。言い出したのは年長(らしい・・・)ヨンジュン。弟分のジュンソクはちょっと拗ねていて乗り気じゃない。そのうちヨンジュンがケーキを持ってきて2人の5回目の記念日だったとわかります。

でも結局はジュンソクもうっとりとヨンジュンの好きなところを語ったりして、ふたりでイチャイチャ。ヨンジュンは異様にテンション高くて、でも突然涙ぐんだり、精神的に不安定というかどこか様子がおかしいのですが・・・。

朝目ざめると、ヨンジュンは1枚のカードを残して姿を消していました・・・。

 

ヨンジュンはジュンソクにとても優しい。優しいんだけど・・・。

でも、こんなお別れってないでしょ、と思っちゃいましたよ・・・。最後にこんな思い出作って去ったら、ジュンソクはヨンジュンのこともうずっと忘れられなくなってしまう・・・。傷が癒えない、次に進めない・・・・・あ~、ヒョン、罪作りです。

・・・とどっちかというと弟分くんのほうに、たっぷり思い入れて観てしまいました・・・。

まるでドキュメンタリーフィルムのような映像。主演のおふたりはすごぉく美形っていうのとは違うけど(すみません)人の良さそうな笑顔が、とってもチャーミング。

できれば5月26日の舞台あいさつつきの上映の方に行きたかったな・・・。地方組の辛いとこです

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僕のことを見てる  Suddenly, Last Summer

2013-07-07 17:39:02 | アジアンクイア映画祭

は、はまったな・・・   「あの夏、突然に」Suddenly, Last Summer つづきです

遊覧船のデッキで、ぼんやりと川(海?)の流れを見ている先生とうれしそうなサンウの姿がありました。

好意を寄せてくれている(”つきまとわれている”、ともいう)相手が自分の教え子で、男の子で・・・・・・世間一般的に考えたらまずいこと山積みなんですが、素直に自分の感情をぶつけてくるサンウを先生は困った顔で見るしかありません。

「魚がいるっ!」

とはしゃぐサンウは本当に無邪気でカワイイ

(・・・・なんですが、AQFFで上映終了後の監督のトークで、サンウ役の俳優さんの実年齢を聞いたときには場内どよめいてましたね。私も「え~っ!?」と叫びました。

監督曰く、サンウの腕が映るシーンで血管がブワ~と浮いていまして、18歳の男の子の腕だと決してああはならないのだとか・・・。   そうなの??

しかしな~、あの青っぽさでそんなトシとは・・・!私もいまだに信じられないです) 

サンウが自分のヘッドフォンをはずして先生の耳につけた時、聞こえてきたのは先生がカーステレオで聞いていた曲でした・・・・・。

いたたまれないような表情でヘッドフォンをはずす先生。

船から下りると先生の ” 困った顔 ”は ” 怒った顔 ”になります。サンウは強引に車に乗り込んで来ますが、「地下鉄で帰れ」と冷たく言い放つ先生。

「先生、恋人いないよね?・・・・・僕も。」

「18歳には必要ない」

「35歳には必要なの?じゃあ1学期のカウンセリングの時なんで聞いたの?ガールフレンドはいるのか、って??」

「・・・覚えてない」

「じゃあ、学期休みの前にプレゼントしてくれた本は何なの??いつも持ってるよ、見せようか??」

泣きそうになるサンウ。

「・・・先生はクラスで僕のことじっと、見てる。僕のこと気にしてるんでしょう??」

「俺はお前の担任だ。夢みたいなことを言ってないで現実を見ろ。悪いがお前みたいな子供はタイプじゃない。」

ついさっきまで船上で同じ時間をすごして、少しキモチが近づいた(気がする)先生に怒鳴りつけられてサンウは驚き、半ベソで車を降ります。

 先生は、ハンカチでこめかみの汗を拭く。相手は教え子で、男の子で・・・。受け止めてやることができないんだったら突き放した方がサンウのためとは思うんだけど・・でも・・・・・

 先生が家(マンション)に帰ると、家の前の道路に空き缶と吸い殻が落ちていました。見上げると先生の部屋の窓が見えるあたりに。「昨日先生の家まで行った」とサンウは言っていたので、サンウが落としたんでしょう。

(先生の車で堂々とタバコを吸うシーンがありましたけど、そことか高校生なのにバーへ行ったこととかは注意しなくてよかったのかよっ、先生?←一応小姑のようなツッコミを入れておきますね

前日サンウはどのくらいの時間そこにいたんでしょう。ピンポン鳴らす勇気がなくてずっといたんだろうな、とか、ひょっとして先生が出てくるかと思ってドキドキしながら待っていたんだろうな、とか・・・。想像したら苦しくなってしまいます・・・はぁ・・・。

 そこに、タクシーが止まってサンウが降りてきました。先生に怒鳴られて立ち直れなくなっているのかと思っていたのに何の迷いもなく階段を上がって行く(お、男らしい~)のを見て先生、またまた困った顔・・・・。

 

この映画3部作の中では一番短い(37分)のですが、ほかの2本もよかったのですが私はこの作品が一番好きでした。船のデッキとか2人の後ろ姿のシーンとか川沿いを歩くシーンとかひとつひとつのシーンが本当に美しい。

37分のうち25分くらい困った顔していた先生にも萌えなんですけど、サンウにきゅんきゅん来てしまいます。どんだけ先生が好きなんでしょう。

監督のお話ではこの話の続編(「夜間飛行」というタイトル)を制作するんだそうです。どんな映画になるんでしょう?楽しみですね

コメント (2)
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