週末働きづくめだったので、月曜日は代休にしました。
あいにくの雨で、なんか憂鬱な日。ヒキコモリ状態で一日終わるかと思ったのですが、夕方雨の中おでかけ。
シネモンドへ コーヒーをめぐる冒険 を観に行きました。劇場入り口で淹れたてコーヒーを買って入場。(これがおいしかった!)
2012年のドイツ映画。監督 ヤン・オーレ・ゲルスター
モノクロの画面がいい雰囲気です。(そういえばちょっと前に観た「ネブラスカ」もモノクロだったわ!)
朝コーヒーを飲みそこなってからというものずっとついてない青年ニコの一日の話。
最近とっても気になっているトム・シリングがっ!相変わらず?ふわ~っと高めの声で、すてきなオデコでニコを演じています。
まずはコーヒースタンドで注文したコーヒーがコロンビア産だか何だか高級な豆だからとバカ高くてお金が足りない。
「まけて」と頼んだけど断られ、お金を引き出しに銀行のATMへ。
そこで寝ていたホームレスにさっきの小銭を恵んでからキャッシュカードを入れたら、お金は出てこない、カードは戻ってこない・・・。
こうなるとさっき恵んだ小銭も貴重になってきたのでそっと取り返そうとしたら、通りすがりの女の子に怪訝な顔で睨まれた。
取り上げられた運転免許は返してもらえない。
引っ越したばかりのアパートに戻れば、同じ階の住人(おじちゃん)に執拗にかまわれる。
喫茶店で、声をかけてきた女の子は昔の同級生。太っていたのに別人のように痩せていた。
「あなたのことが好きだったの。いじめられたけど」って言われてきまずい。
そして、どこへ行ってもコーヒーは飲めない・・・。
ニコとぱぱ。大学を勝手にやめたのがばれて仕送りを止められた・・・
地下鉄の改札で券売機が壊れていたのでそのまま乗車したら 「無賃乗車」だと咎められた。券売機が壊れていた、と言ったら「そういう場合は次の駅で降りて買うのが決まり」とかなんとか言われてしまうのですが、理不尽にもほどがある、と思っちゃいました。
ついてない日の締めくくり?バーでからんできたおじいちゃん。
ほんとにお疲れちゃんで散々な1日だったニコ。
(ちなみに煙草を吸うシーンもたくさん出てきましたがタバコの火を借りるのには苦労してなかったです・・・。)
ドラッグディーラーのマルセルの家でマルセルのおばあちゃんに勧められ、マッサージチェアに(はじめはイヤイヤ)身をゆだねたらやたらと気持ちがよくて、リクライニングにして思いっきりくつろいでるニコがなんだかすごくおかしかったです。
このマッサージチェアはマルセルのプレゼントだとおばあちゃんはとってもうれしそう。
このおばあちゃんがすごくかわいくて癒されます。
ちょっとした事件は起きるけど、致命的ななにかが起こるわけじゃない、ちょっとついてないだけのニコの日常の延長。
嵐のような感動とか衝撃のラストシーンが待ってるわけではないけど、観終ってちょっとステキなキモチがやってきた。
明日はいい日だ、きっと