先週いつもの産直市で 入荷したら 連絡くれるよう頼んで帰ったのに telが
あるまで すっかり忘れておりました。
「 山椒の実が入荷しましたよ 200g入りのパックですが なんぼの値を付けて
ええやら 農家さんが分からんと言いよりますが いくらにしましょうか 」
「 ええっ そんなこと言われても 値段を付けてくれにゃ こっちも困ります 」
で農家さんの言う 200gで600円になりました。
ちょい高いな とも思いましたが 枝から1つ1つ 実だけをむしって200gにするには
なかなか 時間がかかっております。
わずかな時季にしか出ない実山椒は 産直市へ頼むと 心当たりの農家へ連絡を入れ
取り寄せてくれますが 今年は裏年でしょうか 後にも先にも この1パックだけとのこと。
実を茹でて 水にさらす と本には書かれていますが 過去の経験から さらすと辛みと
香りも飛びましたので さっと茹でて そのまま冷凍しております。
冷凍実山椒は小出しにして 煮魚やフキの佃煮に入れて炊き これが1年分の量となります。
ちりめんじゃこの乾いたものを 土佐では カチリじゃこ と呼んでおり じゃこは省いても
カチリと言えば 県下では まかり通る名前です。
カチリは もうちょい小型がよろしいけれど ま ええかで早速 その日に出ているものを
4パック買い 520gでちりめん山椒を作ります。
クックパッドを開けると レシピは山ほどありますが どれも基本は同じで 調味料と
カチリを入れて炊き なべ底の汁がなくなったら実山椒を入れ ひと煮立ちしたら終わり
と簡単で 市販のものより甘さを控えた こちら を参考にしました。
使った実山椒は昨年の冷凍物で 妻はピリッと辛いものが好きですが 夫はお子様で
「 口のまわりが びりびりする 」 など申しますので 少し実の量を控えました。
炊き上がりました。
あとはザルに クッキングペーパーを広げ 粗熱を取ります。
炊き上がったときは色白ですが 乾くにつれて色黒となり 味がしゅんでいきます。
完全に乾いたら 小袋に分けて冷凍しておき 暑くなると食が細くなる夫の 毎年の
常備菜となりますが 真夏日が続いても 食欲に変化がない妻も もちろん食べまする。
そして 本日冷凍した実山椒で 小型のカチリを見つけたら またいつでも作れます。