フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

趣味悠々再開

2011-04-20 | 趣味

空は晴れているが、山々の頂には雲がかかっていてよく見えない。外気温マイナス4度、室温10度、湿度26%。
庭にはうっすらと霜が降りていた。

こう冷えると、薪ストーブが恋しくなってきて、火を入れることにする。

今日はフルートレッスンがあるので、午前中は宿題を練習する。練習の合間に地元のAさんに「清里に帰ってきました」と報告すると、Aさんから「帰ってきたか、それなら、畑に、ついでにローラーかけておいてやらー」と言ってくれた。これが助かるのだ。「今年は、しっかり畑をやりますのでよろしくお願いします」と返事する。農家の方々は、今が忙しい毎日だ。

昼食を食べてから、Kガーデンにお願いしていた「ジャガイモの種」を受け取りに行く。昨年ジャガイモを植えようとしたが、時すでに遅く、どこへ行っても種イモを買うことができなかったので、大阪にいるときに、Kさんにジャガイモの種を買っておいていただいたものだ。

Kガーデンでは、ガーデニングシーズンを迎え、大忙しの毎日だ。所狭しと植木鉢が並んでいる。お忙しいところだったが、私が、一鉢一鉢ずつ花の名前を尋ねるのに丁寧に答えてくれた。一度聞いてもなかなか覚えられない名前だ。もちろん、清里の冬を越したものなので、耐寒性は強い品種ばかりである。話をうかがっていると「オット、レッスンの時間が近づいてきた」、慌てて、お礼を述べて、Kガーデンを後にした。

妻をK陶芸工房へ送り、私は明野へ。眼前に見える富士山はびっくりするほど美しかった。野山は、いたるところ桜、辛夷、桃などが満開になってきた。
さてフルートレッスンだが、アルテ18課NO3からやる。変え指はできているが、やはりテンポとリズムができていないと指摘される。NO4はまずまずだが、中間部の運指がややこしいところが、危ないので、これもやり直し。NO5は、最初の出だしのマルカートの奏法が全く間違っていて、スタッカートよりも短く演奏しなければならない。中間部のシンコペーションのリズムも間違っていたので、これもやり直しだ。

練習後、妻を迎えに行く。今日は香炉とぐい飲みを作っていた。ややっ黒っぽい焼き締め用の粘土を使っていた。これで美味しい地酒が飲めるのはいつの日になるだろうか。

今夜の夕食は、焼き塩サバと大根おろし、きんぴらごぼう、冷ややっこだ。なにやら小料理屋のアテのようである。


ほろ苦い蕗のトウの天ぷら

2011-04-19 | 日記

外気温2度、室温14度、湿度30%。

外は、一面ガスがかかっていた。その後、雨が降り出しきた。雨脚が強い。
寒いというほどでもないが、薪ストーブに火を入れる。午前中はゆっくり寛いだ。

午後は、フルート練習だ。やっていると、パラパラと言う音が聞こえるので、窓の外を見るとデッキに白い雹が積もっていた。


その後、直ぐに空が晴れてきて、暖かい日差しが射してきた。めまぐるしく天気が変わる一日だ。

それならばと、フルートの練習を終えて庭出る。風が少し強いものの、いい天気だ。庭の写真を撮る。ダンコウバイが目立ってきた。


カタクリの花を数えてみると、ざっと100株ほどになっているのが嬉しい。フキノトウがあちらこちらに出ていたので摘んで夕食の食材とする。

貰った苗を植える場所をあれこれ思案しているうちに時間が経ってしまって、結局植えずじまいになってしまった。5時作業終了。

夕食は、フキノトウ、ゴボウ、インゲン豆の天ぷらと麻婆豆腐にする。少し変な組み合わせだが、冷蔵庫にあるものを有効に使うまでだ。摘んできた蕗のトウの天ぷらは爽やかに、ほろ苦く、春の訪れをを告げてくれる自然の恵みだ。

 


麻婆豆腐はいつも通り私の役目だ。花椒で仕上げた麻婆豆腐は、自分で言うのもなんだが、なかなかいい味で、大いに満足した。

 


静かな観光地

2011-04-18 | 日記

KITAHOさんからもらった黄色い水仙のいい香りに包まれながら朝食を食べる。

今日も、Kさんと一緒に八ヶ岳の観光地を巡ろう。空は朝方曇っていたものの、だんだんいい天気になってきた。
まずは、八ヶ岳倶楽部に行く。春浅い月曜日の朝は、さすがに観光客はほとんどいない。ひっそりとしているので、いつもと勝手が違う感じだ。
咲き始めたカタクリは群落を形成していて素晴らしい。いつの日かアダージョの森のカタクリもこれくらいに成長してほしいものだ。アダージョの森に生えているダンコウバイやクロモジの苗が売られていたが、付けられている値札はびっくりするほどだ。

次は、萌木の村へ行く。こちらも、ほとんど人がいない。普段でも広いところなので、がらんとした雰囲気がひとしお感じられた。Kさんといろんな店をゆっくり見て回わる。

昼食は、北甲斐亭の蕎麦を食べる。この店の山菜天ぷら蕎麦はボリュームが多くていい。昨年秋に収穫した地元産の蕎麦粉で打った蕎麦は、徒に都会ずれしていない素朴な味だ。

食後アダージョの森に帰り、しばし休憩する。その後庭に出て、庭作業をおこなう。まずは、チェーンソーの刃を研ぐ。次に花壇に残っていた枯れ枝を処理する。何か手伝いましょうかとKさんが言うので、クマ笹を刈ってもらうことにする。少し風が強まってきて寒くなったので、5時頃庭作業を終える。

夕食は、Kさんに山梨名物ほうとうを食べてもらおう。それにタコ酢とおにぎりだ。タコ酢はKさんに作っていただいた。アゲとゴマがポイントで実に美味しい。酒のアテには最適だ。

食後は小渕沢の延命の湯へ行く。ここでゆっくり温泉に浸かり、Kさんが、大阪行きのバスに乗る時刻まで、有効に使おう。温泉に入ってホカホカになった。これで深夜バスも少しはゆっくり休むことができるかな。たった3日間だったが明るいKさんとは楽しい時を過ごすことができた。Kさんが乗車した大阪行きのバスは午後11時10分過ぎ小渕沢バス停を発車した。また、大阪でお会いしよう。


水仙の花束

2011-04-17 | 人々との交流

八ヶ岳の朝は、いい天気になった。その代わりに春霞が立ち込め、山々はぼやけている。
朝食を食べてから、Kさんを清里観光地に案内する。まずは、牧場通りに行こう。日曜日と言うのに牧場通りにはほとんど観光客はいない。久しぶりの牧場通りからの八ヶ岳は、絵のように美しい。

その後は、清泉寮へ行こう。さすが清泉寮には観光客が来ていた。まずは名物のソフトクリームを食べる。残念ながら清泉寮からは富士山は見えなかったが、うっすらと南アルプスは浮かんでいた。八ヶ岳~清泉寮は清里の原点の様な風景だ。プジョーのオフ会があるのか、轟音を鳴らせて続々と車が集結してきた。

続いて県営八ヶ岳牧場に車を走らせる。ここも観光客はあまりいない。八ヶ岳の眺めは素晴らしく、のどかで広々としているのがいい。東の方名峰金峰山の頂きは雪だ。

昼食の時間になったので、小泉のレストラン「森の小道」へ行く。

レストラン裏のヤマザクラの巨木はまだ咲いていない。暖かいのでデッキで食事をすることにする。ハンバーグランチを食べる。

その後、KITAHOさん宅へ行く。横浜からわざわざ、蕗の苗を持ってきてくれたので、それを受け取りに行くことになっている。眼前に甲斐駒ケ岳・鳳凰三山がドーンと屹立しているKITAHOさん宅の庭は、スイセンが今を盛りと咲き誇っていた。

早速KITAHOさんの庭を案内してもらう。しばらく来ないうちに、また新しく植物が増えていた。蔓バラが数種類デッキに沿って枝をのばしていた。お聞きすると蔓バラの苗は10本ほどあるそうだ。西側のポタジェでは、タマネギがすくすくと育っている。心配していたというカタクリも立派に開花し、今は花を終えようとしていた。ポリジ、ワイルドストロベリーなどの花が咲き始めていた。植物の側には手製の名札が立てかけられている。篠竹でエリアを区切っていたので「これいいですね」と言うと、「持って帰りますか」と言って庭用に用意していた篠竹を分けてくれた。

部屋に案内していただき、KITAHOさん自ら焙煎したコーヒーを淹れていただいた。焙煎器は手製の優れものだ。焙煎仕立て淹れ立てのコーヒーがまずかろうはずがなく、味、香りが申し分ない。コーヒーを飲みながら植物談義に花を咲かす。いつもながらKITAHOさんの植物と車の博識には驚かされる。縦長に切った窓から向こうに、ミドリヤマザクラの白い花が咲き始めていた。

蕗の苗はもちろんのこと、たまたま私が「これ何ですか」と尋ねた「ヒマラヤユキノシタ」までいただいた。帰り際には、おいておいても枯れてしまうので、と言って、わざわざ女性達にスイセンの花束まで用意してくれた。

普通の人にはできない心配りのできる人である。

 


清里へ

2011-04-16 | 人々との交流

少し鬱陶しい空模様だが、雨はまだ降っていない。車に荷物を満杯にしていざ、清里に出発する。

以前通っていたフィットネスクラブで知り合ったKさんが、今回ご一緒してくれることになり、お迎えに行った。
西名阪~東名阪~湾岸道に入る。道は全く渋滞知らずでスイスイ走れて気持ちがいい。途中湾岸道の下り車線が通行止めになっていて、凄い渋滞だ。

駒ヶ根SAで昼食、諏訪湖SAは風が強かった。

長坂ICを千円で通過し、きららへ行く。食材、飲み物を買いこむ。3時頃アダージョの森に到着。カタクリが満開になっていた。

スイセン、チューリップが元気よく葉を伸ばしていた。クリスマスローズが咲いていた。樹木ではダンコウバイがいち早く浅い黄色の花を付けていて、冬枯れの雑木林を彩っていた。

今日は、早速、飲み会をすることになっている。メンバーは、こちらで種苗を育てている会社のメンバーKNさんと別荘があるSご夫婦と私たちとKさんの6人だ。約束の時間6時きっかりに皆さんが集合。KNさんは、嬉しいことにクリスマスローズとスミレを持ってきてくれた。

こうなると用意するのは大阪名物「てっぱん」となってしまうのだ。

久しぶりの再会を祝して「乾杯!」Kさんも初めてのメンバーだが、直ぐに打ち解けて、和やかな飲み会となった。Sさんが持ってきてくれたホルモン「ガツ」。旨い!初めての味だが、これは本物のホルモンだ。

何を話したか、いつものように、途中で寝入ってしまったのでほとんど覚えていないが、10時過ぎまで、飲み、食べ、話し、笑うの楽しい時間を過ごした。