フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

初夏の陽気

2011-04-10 | 日記

天候が回復し、いい天気になった。絶好の行楽日だ。「野菜の時間」では、キュウリの植え付けだった。有機肥料で土作り、苗を植え付け、3本の支え棒を立てるところまでだった。「趣味の園芸」はアネモネ。花苗の移植、種の形、植える前にゆっくりと湿らせこと、切り花の仕方などなど、花色、花の形が豊富なのでお勧めとのこと。八ヶ岳のアネモネは、殆ど手入れもしないままほったらかしにしているが、今年も咲いてくれるかな。

その後、陽気に誘われてウォーキングに出る。今日は、Bコース(道の駅と公園)を行くことにする。道すがら、「ふれあい桜」と名付けられたしだれ桜が美しく咲いていた。道の駅は日曜日ということもあり、駐車場は長蛇の列。このところ、この道の駅は、人気が高まっている。なんといっても野菜類が格安なのが魅力だ。

併設している、キャンプ場は、超満員の盛況。歓声、笑い声が上がり、美味しそうなバーベキューの匂いが漂っている。小高い丘に上がり、私たちもお弁当にしよう。日差しが強くなってきて、初夏の様な陽気で暑くなってきた。

午後は家の周りを掃除した。あろうことか、樋に砂が溜まり、流れが悪くなっていたので、脚立に乗って、樋の砂を取り除いた。家も大部くたびれてきて
あちこちで老朽の弊害が起こってきている。家にいると、「ピンポ~ン」と鳴って「瓦がずれています」「そろそろ壁の塗装をやった方がいいですね」
とか、いろいろ入ってくるので閉口する。

庭に出ると、椿の花が咲いたまま草の上にふんわりとおちていた。椿の葉を見ると、すす病に侵されて真黒になっているところがある。すす病の原因はカイガラムシなどの排泄物に発生する病気だ。植物に直接寄生するのではないが、葉から光合成を奪うので成長によくない。何より見栄えが悪くなる。被害がひどい葉は雑巾で一枚ずつ磨いてやると、ピカピカの葉が出てきた。

夕方2時間ほどフルート練習をする。アルテ18課NO5の曲をやる。

久しぶりに家族が集まり、揃って夕食を食べる。統一地方選挙の即日開票。政権与党の民主の退潮が著しい。大阪では、橋本維新党が府議会過半数を制した。肝心の「大阪都構想」の内容は、これから作るというのが、何とも大阪的だ。


桜、散り始める

2011-04-09 | 日記

午前中は、強くはないが、細かい雨が降っていたので、ウォーキングには行けない。それならと、部屋にこもって本でも読んでおこう。レコードを出してきてプレイヤーで再生する。久しぶりにベートーヴェンの弦楽四重奏第16番をスメタナ四重奏団の演奏で、BGMとして流す。

午後からは雨もやみ空が少しずつ晴れてきたので、散歩に出ることにした。桜は、満開を過ぎて、散り始めていた。


誰の考えも同じなのだろうか、サクラを愛でるため、多くの人が来ていた。2時間ほど歩いて家に帰る。夕食まで、フルート練習をした。

 


久しぶりの雨

2011-04-08 | 日記

今日の天気予報は曇りのち雨。今にも雨が降りそうなので、ウォーキングを止めて図書館へ行く。開館早々に入館したので、人はいない。色々な図書棚をゆっくり回り、本を探す。読んでみたい本が沢山あって困る。読み続けていた宮尾登美子「平家物語第2巻」が貸し出されていたのが痛い。「ローマ人の物語 第14巻」は、あった。これで一安心。その他何冊かとCDを借りる。

図書館を出ると小さな雨が降り出していたが、最近整備された近くの公園へ行く。ここは、「散歩コースD 図書館・古墳コース」に当たるところだ。古墳の周辺が、広い芝生広場になっている。遠く、桜、花桃の向こうに二上山が見える。

昼からは、野暮用で街に出た。雨は本降りとなる。満開の桜は持ちこたえるかな。

昨夜遅く震度6強の余震が東北地方を襲った。死者・負傷者が多数出た模様だ。余震と簡単に片付けられないほどの強震だ。このため回復しつつあった被災地の電力はまたまた大規模に停電した。原発の諸施設は大丈夫なのであろうか。放射能汚染は、原発から同心円として広がるのではなく、風向きにより変わる。半径30キロ圏外の飯舘村の土壌からは、高濃度のセシウム137が検出された。


近くをドライブ

2011-04-07 | 日記

贅沢を言ってはいけないが、これだけ晴れたいい天気が続くと当たり前のようになってきた。
今日も朝はAコースをウォーキングする。池の畔のレンギョウ、満開の桜があでやかだ。

一旦家に帰って、車で付近をドライブする。気温がどんどん上がってきたので、クーラーのスイッチを入れる。
どこもここも満開の桜だ。学校がまだ休みなので、公園では子どもたちの歓声が上がっている。ここでは平和な日常が流れている。


 

二上山の西麓は大阪でも有名な葡萄の産地である。その間を縫って農業道路が走っていて、その道をドライブしてみた。見晴らしのいい楽しい田舎道だ。

葡萄畑に囲まれたところにスポーツ公園があったので、そこで昼食を食べることにする。今日は暑いので、冷麺にした。

しばらく車で走ってから家へ帰り、夕方までフルート練習をした。

東京電力は、計画停電を今月中で終了するとのことだ。政府は夏の電力需要に対応するため、企業に電力消費25%減を要請。違反には100万円の罰金が科されるとか。家庭でも冷房の設定温度を20度に高めるなど、20%の電力消費縮減を求めるとのことだ。

 

 


ご近所の方と花見ウォーキング

2011-04-06 | 人々との交流

今日も文句なしの快晴。うってつけの花見日和だ。それではと、ご近所のご夫婦と花見ウオーキングに出かけた。

まずは近くのお弁当屋さんに、あらかじめ注文しておいた、お弁当を取りに行く。
唐揚げ弁当、ジャコ弁当、幕の内。

今日はどこにすると聞くので、「それではAコースにしましょう」と答える。私のウォーキングコースは何通りかある。Aコースは大学コースで一番桜が美しい。Bコースは「道の駅」で安い野菜を買い併設の公園へ行くコース、Cコースは広大な農業センターコースで樹木・花の種類が多い。Dコースは図書館・古墳コースで清々しい芝生広場がある。

池のそばの満開に近い桜並木を通る。どこを歩いても桜がある、実に贅沢な散歩道だ。静かだった大学には新入生が来ていて、急に騒がしくなっていた。それでも、奥のテラスにあるところは誰もいない。藤棚の下で弁当を広げて食べる。散歩に出る前に「ご主人はお酒飲むかな」とつぶやくと「昼から何言ってんの」と妻の叱声が飛ぶ。「花見と酒はつきものだから」と返事。それが、お聞きすると、「イヤ、毎晩少しは飲んでますよ」とのことで、よかったよかったと安心した。次回からが楽しみだ。ご夫婦とも音楽の道を歩まれた方なので、音楽の話が楽しい。驚いたことに、ご主人は盆栽や山野草もされていて、それも並ではないことが分かり、いろいろ教えていただいた。

たっぷりと楽しい話をして、また行きましょうと言ってお別れした。

その後、おばあちゃん宅へ行き、2時間ほどフルート練習をした。今日のおばあちゃんは元気で、カレーライスのお代わりしたのには驚いた。

家へ帰り、読書。ようやく「ローマ人の物語 第13巻」を読了することができた。コンスタンチヌスが内戦を勝ち抜き、皇帝になった。コンスタンチノープルに新たにローマ帝国の首都が建設された。著者の塩野七生は言う、「歴史を愉しむためには、どうしても覚えておかねばならない「年」がある。紀元313年はそういう年の一つだ」。コンスタンチヌスとリキニウスで出した「ミラノ勅令」によってキリスト教がローマ帝国で公認された年だ。

「今日以降、信ずる宗教がキリスト教であろうと他のどの宗教であろうと変わりなく、各人は自身が良しとする宗教を信じ、それに伴う祭儀に参加する完全な自由を認められる。それがどの神であろうと、その至高の存在が、帝国に住む人のすべてを恩恵と慈愛によって和解と融和に導いてくれることを願いつつ」 (ミラノ勅令)

塩野七生は、これは18世紀の啓蒙思想の人権尊重の思想の先取りだ、といいつつ、「21世紀になっても残念なことに感慨なしに読めない」という。宗教を旗印にした戦争は絶えないのだ。巻末の年表を見ると日本はいまだ古墳時代だ。日本が本当に遅れているのは科学技術ではなく政治思想そのものであろうか。

福島第1原発はガラス凝固剤を砕石層に注入することにより海への汚染水の流出が止まった。全漁連は東京電力に「漁業関係者に何の相談もなく海洋へ汚染水放出」したことに怒りの抗議。茨城沖イカナゴから高濃度の放射能を検出したため、茨城ではイカナゴ漁を止める。政府は海洋産物に放射能汚染基準を決めた。魚類への風評被害が広がる。