汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 問答

2009年09月07日 | 初期中期の詩
風が彷徨い
幻視の誘い
もう一人の私が手を招いて
私を引き付ける
死の予告
浅はかな生の薄弱
一人過酷な渚に取り残され
私は問答する

広大な海に溶け込む
膨大な哀しみは
たちまち海を汚し
そして注ぐ光は断ち切られ
私は永遠に沈黙する
打ち消えた残像は
私に何一つ残しはしない
渇望に浸る心
無情な響きに怯える者たち
そして、光は断ち切れた無残な幻影を
今でも照らし続ける
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