汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 狂気に打ち震えて

2009年09月17日 | 初期中期の詩
見えざる手に招かれるままに
愛欲に目覚めた餓えた狼のように
血眼に神経をとぎらせて
打ち震える手を一生懸命に静止させた
夜の漆黒の中で、私は燃え尽きて
亡骸にむせび泣く蛆虫の礼拝に
私は狂気の雄叫びを轟かせる
鐘が寂寞をより一層と蘇らせる
涙に淀んでいく川の水は
やがて海の災厄へと変容していく
顔を両手で覆い泣き叫び
嵐に体を引き千切られ
血が溢れ出て快感に喘ぎ
地獄の快楽に身を捩じらせる
蝋燭の焔はふとした瞬間の哀愁を漂わせている
戦き震える身体は
頼りなくほくそ笑むあなたの助けを待っている
ボロボロに腐った手を差し出して
腐臭漂わせる哀しみをあなたに伝えたい
見えざる神の手を、滑稽な婚礼の祝福を
私に下さい
愛するあなたよ
コメント

みやすけの詩 愛欲に溺れて

2009年09月17日 | 初期中期の詩
淫乱さは貪欲の欲望にて膨れ上がる
あなたの柔らかな腰つきに
私はまるでくぎを刺された人形のように
その視線を動かすことは出来ない
妖艶さに蔓延る追憶の影
私はあなたのその柔肌に触れようとする
バラの匂いを放つ異様なほど愛欲に満たされた
あなたの身体は
私を何処までも、邪悪に惑わせる
まるで方向を見失った蟻のように
私はあなたの魅惑的な姿に酔いしれている
深夜の鐘の音が無情に鳴り響く
私はあなたに束縛されたまま
身動き一つ出来ずにあなたを見つめ続ける
甘い靄の掛かった誘惑的な夢の話
気づけば私は一人で
愛欲の惨禍にもがき苦しんでいた
コメント