汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 落ちぶれていく恐怖

2009年09月11日 | 初期中期の詩
秋の気配
夕刻の時雨
温かなアスファルトに染み入る
蒼い寂寞
私の涙が
仄かな温もりの残像に
私を冷酷に叩きつける

雨水を感じて
冷ややかに
時が無残に音を立てて崩れ落ちる
私の魂は
彷徨い疲れて
落ちぶれていく視界に
あやふやに手を伸ばして
あなたを捕まえる
私を救ってくれ
私に明るい明日を
夢見させておくれ
私は僅かな気力を滲み出して
あなたを待っている
私はあなたを愛している
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