季節変わりて
秋の夜長
散りゆく花弁に赴く死の香り
その香りに咲き誇る
孤独の桜花は
美しき季節の彩りに散っていく
畦道に通りゆく
風が運んだ憂愁は
空の垣根の途方に暮れた
あなたの顔を思い起こさせる
時の憂いを
心の奥底まで染み渡らせ
寂寞が秋の懊悩の惨禍のように
私の心の淵を彷徨っている
草原に漂う精霊の戯れ
枯れ草の匂い立ち塞ぐ
霧雨の向こうに
死の陰影に怯えた
私自身の姿が映っている
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桜花→おうか
畦道→あぜみち
秋の夜長
散りゆく花弁に赴く死の香り
その香りに咲き誇る
孤独の桜花は
美しき季節の彩りに散っていく
畦道に通りゆく
風が運んだ憂愁は
空の垣根の途方に暮れた
あなたの顔を思い起こさせる
時の憂いを
心の奥底まで染み渡らせ
寂寞が秋の懊悩の惨禍のように
私の心の淵を彷徨っている
草原に漂う精霊の戯れ
枯れ草の匂い立ち塞ぐ
霧雨の向こうに
死の陰影に怯えた
私自身の姿が映っている
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桜花→おうか
畦道→あぜみち