あなたの虚像にいつまで惑わされているのだろうか?
世界が震撼して、痙攣の発作と共になびくうめき声は
遠くの世界へと今でも響き渡っている
深海のような静謐さの中に、あなたは居合わせている
人々はまるで狂った猛牛のように
自分を忘れて、あなたの存在を崇拝している
宇宙は何処までも広い牢獄だ
烈火のごとく焼かれゆく歴史の中の大量の奴隷たちが
その冷たい亡骸の鎖に繋がれて
今でも叫び声を上げている
私は感嘆を覚えてしまう
発狂した人間の見る世界は
なんて幸せな世界が広がっている事か
そこにはユートピアの清流が流れている
清らかな女の歌声の響く楽園が広がっているのだ
幻想は何処までも己の肉体を啄み続ける
腐った肉に滲みでるのは、甘い過去の凄惨な想い出
あなたの木陰からちらつく影を
人間は今でも虚しく追いかけ続けている
狂人はいつぞや目を覚ますのだろうか?
目を覚まさない姫のように
安らかな表情を浮かべて、目をつむって眠っている
果たしてそれが真実なのだろうか?
人類が、何千年も探し続けた真理なのだろうか?
夢の中の牢獄は今でも、私達を誘惑し続ける
そして、七つに輝く星達に願いをかけている
虚妄に、虚構に、妄信
狂気が悪魔の手下によって人々を腐食していく
邪悪な吐息を漏らして
邪険にも体をくねらせながら
私に妖艶に襲ってくる
あなたは一体どれくらい人を惑わせばいいんだろうか?
あなたは虚妄なのだ!
この世界に存在しない
悪魔の吐息なのだ!
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啄ばむ→ついばむ
世界が震撼して、痙攣の発作と共になびくうめき声は
遠くの世界へと今でも響き渡っている
深海のような静謐さの中に、あなたは居合わせている
人々はまるで狂った猛牛のように
自分を忘れて、あなたの存在を崇拝している
宇宙は何処までも広い牢獄だ
烈火のごとく焼かれゆく歴史の中の大量の奴隷たちが
その冷たい亡骸の鎖に繋がれて
今でも叫び声を上げている
私は感嘆を覚えてしまう
発狂した人間の見る世界は
なんて幸せな世界が広がっている事か
そこにはユートピアの清流が流れている
清らかな女の歌声の響く楽園が広がっているのだ
幻想は何処までも己の肉体を啄み続ける
腐った肉に滲みでるのは、甘い過去の凄惨な想い出
あなたの木陰からちらつく影を
人間は今でも虚しく追いかけ続けている
狂人はいつぞや目を覚ますのだろうか?
目を覚まさない姫のように
安らかな表情を浮かべて、目をつむって眠っている
果たしてそれが真実なのだろうか?
人類が、何千年も探し続けた真理なのだろうか?
夢の中の牢獄は今でも、私達を誘惑し続ける
そして、七つに輝く星達に願いをかけている
虚妄に、虚構に、妄信
狂気が悪魔の手下によって人々を腐食していく
邪悪な吐息を漏らして
邪険にも体をくねらせながら
私に妖艶に襲ってくる
あなたは一体どれくらい人を惑わせばいいんだろうか?
あなたは虚妄なのだ!
この世界に存在しない
悪魔の吐息なのだ!
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啄ばむ→ついばむ