汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 夜の宴

2009年09月18日 | 初期中期の詩
宴は今夜も止む事を知らずに
打ち鳴らされる皿の饗宴に
心は満たされる事のない快楽へ身を投じる
煌びやかな雰囲気の空間
酔いしれる歌声の響くバルコニー
酒を飲み明かす自我を忘れた私の亡骸
閑散とした夜を支配する漆黒
人々は狂酔し
果てに見えるのは退廃した世界の面影
妖艶に踊り明かす
魅惑的な淑女の腰つき
打ち鳴らされるグラスの無情な響き
私は狂乱に打ち震え
身体の底から溢れだす快楽の余韻を
余す事無く味わい陶酔する
夜のパーティは今日も明け暮れていく
我を見失った滑稽な乱舞の様は
十二時の鐘の音と共に溶けて無くなっていく
コメント