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糖鎖の状態を簡単に分析する方法を開発

2012-09-04 | 学問

 タンパク質(又はポリペプチド)はアミノ酸の鎖で、生合成でアミノ酸はタンパク質に組入れられる。タンパク質は生合成された後、糖鎖付加、脂質付加、リン酸化などによって翻訳後修飾され、これらの修飾によってタンパク質の機能や活性が調節されている。翻訳後修飾の中で最も多いのが糖鎖で、タンパク質の50%以上が糖鎖付加である。
 この機能を制御する鎖状の糖類”糖鎖”の状態を簡単に分析できる方法を開発し、がん細胞内では糖鎖付加異常と予想外の部位に糖鎖付加が起こりうることも判明したと発表した。研究は、東大医科研腫瘍細胞社会学分野の周尾卓也特任研究員・清木元治教授・田中耕一客員教授(兼島津製作所シニアフェロー、同・田中耕一記念質量分析研究所所長)らの研究グループによるものである。研究内容は、米オンライン科学誌プロス・ワン(Public Library of Science One)に掲載された(8月23日)。がんや様々な病気の早期診断に役立つと期待される。
 この方法は、田中耕一さん(島津製作所勤務)がノーベル化学賞を2002年に受賞した質量分析(MALDI質量分析)法を発展させたものである。従来では前もって糖鎖を含むタンパク質断片(糖ペプチド)のみを単離する必要があるが、専門的で困難だった。開発された手法は、島津製作所で開発された「液体マトリックス」を用いる。この方法はマトリックス上に直接糖ペプチドを含む混合物を事前分離せずに載せる。混合物から水に溶けやすい糖ペプチドは中心部に濃縮されるので、高感度の解析が可能となった。

 

 公園の横に空き地があり、赤いアジサイのような花を見つけた。アジサイの時期は終わっている、と思って良く見たらボタンクサギだ。そう言えば、去年も同じ場所で咲いていた記憶がある。昨年は空き地は有刺鉄線で囲まれているので近づけなかった。今年は繁殖して囲みの近くで咲いていたから近くで見られた。
 花穂はボタンに似ており芳香ある、枝・葉には独特の臭気がある、と言う。鼻には望遠がきかないので、臭いについては後日の報告。

Botankusagi09041  ボタンクサギ(牡丹臭木)
別名:クレロデンドルム(学名から)
   ヒマラヤ臭木(ひまらやくさぎ)
   紅花臭木(べにばなくさぎ)
クマツヅラ科クサギ属
原産地は中国南部
落葉低木、樹高は1m~2m
開花時期は7月~8月
花は小さなピンク色の五弁花を多数集合させた半球状(15cm~20cm)となって咲く。
花には芳香があるが、枝・葉には独特の臭気があると言う。


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