名古屋市立大大学院の道川誠教授(生化学)らの研究チームが、「マウス実験で明らかにした、歯周病はアルツハイマー病(認知症の一つ)を悪化させる」と日本歯周病学会で発表(6月1日)した。
研究チーム(同大学院、国立長寿医療研究センター、愛知学院大)は、人工的にアルツハイマー病に罹患(りかん)させたマウスを用いた。罹患マウスを歯周病菌に感染させたグループとさせないグループに分け、両グループの新しい物体への反応を調べた。歯周病でないマウスは新しく置いた物体へ頻繁に近づくが、歯周病を併発したマウスは反応が変わらなかった。道川教授によると、歯周病併発マウスは認知機能が低下し、最初に見た物体の形を忘れているため、新しい物体に興味を示さなかったと言う。
実験後にマウスの脳を調べると、歯周病菌に感染してからの約4カ月間で、記憶をつかさどる海馬にアルツハイマー病の原因となるタンパク質が沈着し、歯周病併発マウスが面積で約2.5倍、量で約1.5倍に増加していた。
今日は曇り。湿度が高く、蒸し暑い。ここ暫く散歩していなかったら、咲いている花・これから咲く花の変化に驚く。時間は短いようで長い、長いようで短い・・?。
マユミの花が咲いていた(写真は10日前撮影)。ニシキギ(錦木)の花に良く似ている。そう言えば、両者ともニシキギ科だ。今日見たら実とも言えないような小さな緑玉が付いていた。これが秋には素敵な景色を見せる種子で、秋の楽しみ。
名(真弓:マユミ)の由来は、この木を材料として弓を作ったからで、材質は白くて緻密・良く撓る。
マユミ(真弓、檀)
別名:山錦木(やまにしきぎ)
川隈葛(かわくまつづら)
ニシキギ科ニシキギ属
雌雄異株と言われる
雌株のみでも果実は付く
落葉小高木、樹高は3m~10m
原生地は日本、朝鮮半島、中国
花期は5~6月
花は淡緑色の小さな(径1cm位)4弁花
果実は10月~11月に熟す。殻がピンク色となり、やがて殻が弾けて赤い種子が見える。この様子がとても可愛い。