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世界記憶遺産に遣欧使節資料と藤原道長の自筆日記

2013-06-23 | ニュース

 富士山が三保松原も含んで世界文化遺産に登録された。
 カンボジアの首都プノンペンで開催中のユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産委員会が決定した(6月22日)。世界に日本を象徴とする富士山を知って貰える機会となりとても嬉しい。
 先の6月19日にユネスコから、国宝となっている、江戸時代の鎖国直前の日欧交渉を伝える「慶長遣欧使節関係資料」と藤原道長の自筆日記「御堂関白記」の2件が記憶遺産登録となったとの連絡があった。6月18日に韓国・光州で開かれたユネスコの国際諮問委員会が54ヶ国84件の登録候補を審査しボコバ事務局長が最終決定した。
 記憶遺産は、世界の貴重な記録や古文書を保護する目的の事業である。日本では、「山本作兵衛炭坑記録画・記録文書」が平成23年に登録以来となる。
 ◆日本の世界遺産(ユネスコの世界遺産に登録)
 文化遺産(12件)
 法隆寺地域の仏教建造物、姫路城、古都京都の文化財、白川郷・五箇山の合掌造り集落、原爆ドーム、厳島神社、古都奈良の文化財、日光の社寺、琉球王国のグスク及び関連遺産群、紀伊山地の霊場と参詣道、石見銀山遺跡とその文化的景観、平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群
 自然遺産(4件)
 屋久島、白神山地、知床、小笠原諸島
 ◆日本の世界記憶遺産(2013年で3件)
 山本作兵衛炭坑記録画・記録文書
 炭鉱記録画家・山本作兵衛が描き残した筑豊の炭鉱画など約700点
 藤原道長の自筆日記
 御堂関白記(みどうかんぱくき)、現存する日本最古の自筆の日記
 道長は平安時代(千年前)の摂政太政大臣となった貴族
 遣欧使節資料
 日本とスペインの政府の共同推薦。日本側の資料は、1613年に仙台藩主伊達政宗が派遣した支倉常長(はせくらつねなが)が持ち帰ったローマ市公民権証書、常長とローマ法王パウロ5世の肖像画の計3点。スペイン側は常長がスペイン国王に宛てた書状など計94点。

 

 少し雲が多いが晴れ。風が少し冷たく、青空を見ながら風を感じていると初秋のような季節感。
 土手道を歩いていたら斜面にヤグルマギクが一輪咲いていた。周りは雑草の緑だけで花はなく、青い花色が目立った。
 名(ヤグルマギク:矢車菊)は花の形が矢車に似ているからと言う。なるほど、よく見ると矢車に似ている。別名にヤグルマソウ(矢車草)とあるが、ユキノシタ科にもヤグルマソウがあり、混同しないようにヤグルマギクと呼ばれることが多い。
 1922年に未盗掘に近い状態のツタンカーメン王の墓が発見された。この墓を発見した時、棺の上に枯れた花束が置かれており、発見当時、まだその花にはほんのりと色が残っていたらしい。それは若い王妃アンクエスエンアメンが、ツタンカーメン王にと置いた矢車草・蓮・オリーブ等で作られた花束だったとの事。

Yagurumagiku306231  ヤグルマギク(矢車菊)
別名:矢車草(やぐるまそう)
   コーンフラワー
   (Cornflower)
キク科ヤグルマギク属(セントウレア属)
一年草
ヨーロッパ原産、ドイツの国花
日本には江戸末期に渡来、普及は明治以降
開花時期は5月~7月
花色は青だが白・ピンク・赤・紫もある


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