北海道大学の長谷川靖哉(やすちか)教授(物質化学)らの研究グループは、温度によって様々な色に変わる発光体(カメレオン発光体)を開発したと発表した(5月10日)。塗料に用いれば広い範囲の温度を測定できるので、高速で空気抵抗による摩擦熱が生じる宇宙船・旅客機・鉄道などを設計する際の実験に活用できると言う。
この発光体は、テルビウムとユーロピウムの2種類のレアアース(希土類)を組み込んだ白い粉状の高分子。色の変化によって、-100℃~+250℃の温度を測定できる。また耐久温度は300℃以上。発光は、0℃以下でテルビウムが反応して緑色、100℃付近でユーロピウムの反応で赤色となる。その間は温度変化によって、レモン色から黄色、オレンジ色へと変わることから”カメレオン発光体”と名付けた。温度で色が変わる詳しい仕組みは未解明との事。
◆テルビウム、ユウロピウム
テルビウム(terbium) :元素記号Tb。原子番号65の元素。
銀白色の金属。比重は8.25、融点は1356 ℃
ユウロピウム(europium):元素記号Eu。原子番号63の元素。
銀白色の金属。比重は5.24、融点は822 ℃
今日は曇り、朝に小雨があった。気象庁によれば東北南部の梅雨入りは”6月18日ごろ”、今日ごろからとの事。平年より6日遅いことになる。梅雨明けは平年並みなら7月25日ごろ。
生け垣のハクチョウゲに小さな白い花が沢山付いている。満開の時期に見逃すことが多く、咲いている期間が短い様な気がする。
名(白丁花:ハクチョウゲ)の由来は、花が丁字型の白い花を付けるからとの事。
ハクチョウゲ(白丁花)
アカネ科ハクチョウゲ属
常緑広葉低木
丈は0.5m~1.5m
原産地は中国、台湾
開花期は5月~6月
花は径1cm位と小さい5弁花
花色は白、薄紫、淡紅
園芸品種には八重咲きや二重咲きがあり、葉に白い縁取りの入る斑入りなどもある