ガンは日本人の死亡原因第1位である(2位心疾患、3位肺炎)。ガンは進行性の病気なので、早期発見・早期治療によって生存率が高くなる。下表に、ガンと診断されてからの5年生存率(%)を示す。すい臓ガンの生存率がとても低いことが判る。すい臓ガンは初期症状が特になく、早期発見し難く、約8割の患者は切除不可能な進行状態で見つかるとの事。
◆ガンと診断されてからの5年生存率(%)
男性 女性
すい臓 7.1 6.9
肺 25.0 41.0
胃 64.2 61.5
大腸 70.3 67.9
前立腺 93.8
乳房 89.1
神戸大学の吉田優・准教授は、すい臓ガンの早期発見となる検査技術を開発した。
血液中に含まれる代謝物を分析する”メタボロミクス(あるいはメタボローム解析)”によって、すい臓ガン患者と健常者(計200人弱)の血液中に含まれる代謝物を比較した。すい臓ガンの患者は4つの代謝物の量が健常者と大きく異なっていた。この4代謝物によってすい臓ガンの発見の検証実験をしたところ、手術の適用が可能な早期段階でも約80%の確率で見つけられた。慢性すい炎と誤って診断する確率は20%程。すい臓ガンの腫瘍マーカー(CA19-9やCEA)での判別できる確率は50%程、3~4割は慢性すい炎と誤っていた。
今後、島津製作所との共同研究で実用化を計り、通常の血液検査並みの費用で検査できるようにするのが目標との事。
今日も暑い日が予想されたので早朝に畑の雑草取りに出かけた。そろそろ秋野菜の準備をしなくては。
暫くニラ(韮)の収穫をしていなかったら白い小さな花が咲いていた。種も付き出している。
ニラは各種ビタミンが豊富な緑黄色野菜で、ニラの種(韮子:きゅうし)も漢方薬となると言う。ニラには独特の臭気(原因物質はアリシンなどの硫黄化合物)がある。名(ニラ:韮)の由来は、この臭いから、においきらう(香嫌)→ニラとなった説、食べれば美味しいから、久々美良(くくみら)など→みら→ニラとなった説がある。
ニラ(韮、韭)
ユリ科ネギ属
多年草
東アジア原産(中国原産)
日本自生説もあるが、早くから日本に伝わっていたされ、古事記・日本書紀に記載がある
開花時期は8月~10月
花は30cm~40cm程の花茎を伸ばし、半球形の散形花序で白い小さな花を沢山着ける
花は花弁が6枚の様に見えるが、花弁は3枚で苞が3枚。子房は3室